昨日、JR西日本は広島向けの新型車両「227系」の概要を発表しました。
JR西、広島向け227系の大規模投入を発表!概要、イラストが明らかに
227系イメージ図(画像出典:JR西日本ホームページより)
斬新なデザインと、18年度までに276両という大規模で集中的な投入計画に驚かされた一日でありました。
昨日の記事では触れていない続報がありましたので、紹介しておきます。
(昨日のコメントで教えていただきました。ご感想も読ませていただいております。ありがとうございます。)
【JR西日本プレスリリース】:6月定例社長会見
記者会見のリリースです。
3番目の項目から227系の投入について触れられています。
車体のアクセントカラーについて、昨日の記事では思わず「カープの赤」と書いてしまいました。
公式にはカープに加えて、「厳島神社の大鳥居」と「広島県木のもみじ」をイメージしたと書かれていますね。
確かにそうでした。知れば知るほど奥が深いです(笑)
県外から来たお客さんにも”広島らしい”と思って頂ければ嬉しいですね。
記者会見では車両の概要よりまず先に、「新保安システム」についての説明が行われたようです。
俗に「ATS-M」と呼ばれるこのシステムですが、この領域までは詳しくない私が噛み砕くと…
“従来のATSで実装している特定地点での速度認識に加えて、信号機の位置や速度制限箇所、進入するルートなどを車両側のデータベースに登録し、車輪の回転数から得られる走行距離と照らしあわせて様々な運転支援機能を実装することができるシステム”
ということだそうです。
具体的には、反対側のドアが誤って開いてしまうことの防止や、停止位置の大幅なずれの防止、線路工事に伴う徐行の警告などが実現できるとのこと。
詳しくはプレスリリースをご覧になってください。
読んでいると、ワンマン運転をより安全にスムーズに行うためのシステムのように見えてきます。
確かワンマンに対応した車両も製造しているという話でしたね。
ワンマンにしたところで、山陽本線ではほとんどの駅に有人の自動改札が設置してありますから、昼間の時間帯だけでも行うつもりなのかもしれません(?)
そんな227系を、今年度(2015年3月末まで)の間に43両投入すると明らかにされています。
3両編成が何本で2両編成が何本なのかは、私には全く想像もつきませんので皆様にお任せします(笑)
今朝の中国新聞によると、来年春には当初の白市~岩国間に加え、呉線の広島~広間でも運行を始める予定だと書いてありました。
可部線においては変電施設の新設が必要になるため、投入は来年度中になるそうです。
2018年度までに、3両編成が64本、2両編成が42本揃うことになります。
およそ430億円もの投資になるとのこと。
ありがたいのだか恐れ多いのだか…(笑)
安全性の向上やメンテナンスコストの削減、省エネなどメリットは大きいはずです。
胸が躍りますね。