いつもとは少し違う内容を。
広島市は今年度、自転車の利用促進と放置自転車の無い美しい市街地を実現するため、民間が整備する駐輪場に対して補助を行う制度を設けています。
駅や停留場から100m以内の街区で開設から5年以上運営することなどを条件に、事業者に対してその建設費の半分を助成するというもの。
【広島市】:広島市民間自転車等駐車場整備補助制度のご案内
今年の7月31日に、中心部へ新たに3ヶ所駐輪場が完成し利用が開始されたそうです。
【広島市広報紙 市民と市政】:民間駐輪場を整備し、規制区域を拡大します
同時に放置規制区域の拡大も行ったとのこと。
この3ヶ所のうち「bエリア」の相生通り銀山町地区の駐輪場を写真に収めてきました。
稲荷橋の西側になります。
近隣駐輪場の空き状況がLEDでリアルタイムで分かります。
利用料金は停めた当日の深夜0時までは100円ですが、30分以内であれば無料です。
驚いたのが支払いにICOCAが使用できる事。
交通系ICカード全国相互利用サービスに加盟しているSuicaやPASMO、SUGOCA等でも利用できます。
広島駅にある駐輪場はすでに対応していたりするのでしょうか?
(広島県内のICカード「PASPY」はこのサービスに加盟していないため使えません。)
もちろん現金での支払いも可能です。
そのため防犯面から、精算機の上に監視カメラと思われるボックスも取り付けられています。
かなり飛躍した話ですが、システムさえ構築できれば路面電車の券売機として応用できそうなほどです。
広電にお勤めの方のお話では、仮に広電が運賃の先払い制を導入するとした場合、
券売機の設置費用はもちろんですが、その管理・運用・防犯面が大きな課題となるとおっしゃっていました。
乗客の乗り降りにかかる時間を短縮するためには、車内ではなく車外で運賃精算ができるのが望ましいことに違いはありません。
単純に駐輪場と券売機をくっつけろというのは乱暴かもしれませんが、
将来的に何らかの形で連携ができたり、自治体からの補助の展開はできないものですかね。
以上、今回は雑感と、利用促進も兼ねて完成した最新の駐輪スポットのお知らせでした。