広島高速5号線(東部線)は高架橋とトンネルで構成される約4kmと都市高速道路です。
広島高速1号線の終点となる「温品JCT」と広島駅北口を結びます。
トンネル部は地盤沈下の原因となる地下水への影響が極めて少ない「シールドマシン」による掘削へ変更されています。
二葉山トンネル、シールド工法で2014年度着工へ!
【広島高速道路公社】:広島高速5号線及び関連道路路線図
まず、高速5号線の東端となる「温品ジャンクション」から。
以前も紹介しましたが温品ジャンクションは、施工上の都合から高速2号線の建設時に僅かな区間のみ橋桁が架けられています。
ここから北西方向に新たに高架橋が建設されます。
高架橋は建設主体の「広島高速道路公社」の本社ビルのすぐ西側を通過します。
完成すれば目の前を高架橋が横切ることになります。
近くにあった看板です。
高速5号線下部工事(温品JCT)とあります。
温品ジャンクションは高速1号線・2号線・5号線・中筋温品線(都市計画道路)の4路線が交わるジャンクションです。
北西に高速5号線が伸びていきます。
移動しまして複合商業施設「フォレオ広島東」から建設地を眺めてみました。
奥に温品ジャンクションや公社の本社ビルが見えています。
確認できるもので2ヶ所、橋桁を支える橋脚の工事が始まっています!
鉄筋が立ち並んでいるのを見るとすでに基礎工事は完了しているようですね。
敷地西側からの様子と、付近にあった看板を。
工期は来年の3月までとなっているので、とりあえず見えている2本の橋脚はそれまでに完成しそうです。
来年度以降も残る橋脚の建設が進められます。
この先、新幹線の広島運転所を越えた中山地区は大きな変化は無かったので省略致します。
広島高速5号線の開通予定は、一昨年12月の時点で2017年度となっています。
さて、記事の中で少し触れた都市計画道路「中筋温品線」についてですが、
現在は広島市によって第1工区と第6工区の整備が平成30年代前半の開通を見込み進められています。
【広島市】:街路事業により整備中の路線一覧(平成26年4月現在)
路線位置図(上記広島市HP資料より)
中筋温品線は国道54号線の中筋1丁目交差点から今回撮影地の温品ジャンクションまでを結ぶ路線です。
こちらは中筋温品線”6工区”となる温品付近の様子です。
一部盛土が行われている箇所がありますが、あまり大きな変化はないようでした。
用地買収を伴う事業のためスムーズには行きにくいのは確かだと思いますが、この2つの工区だけでも完成は2018年以降なのですね。