広島テレビ放送は広島駅北口の二葉の里に移転する新しい本社ビルの概要を公表しました。
設計と施工は同じ街区を取得した大和ハウス工業が担当します。
【建設通信新聞】:大和ハウスに決定/広島テレビ/新社屋の設計・施工(以下転載)
広島テレビ放送は、JR広島駅新幹線口前の二葉の里地区に移転新築する新社屋の設計・施工を、コンペの結果、大和ハウス工業に決定したことを公表した。2016年9月までに実施設計をまとめ、10月の着工、18年3月中旬の竣工を目指す。
新社屋の規模は、10階建て延べ約1万8000㎡で計画している。1階には講演会や展示会など多目的に利用できる200人収容のホールを設け、社外からの利用にも対応する。2、3階には2000人収容のコンベンションフロアを備え、国際会議やイベントの会場として一般に貸し出す。4階から10階はオフィスフロア(6階にスタジオ)とし、施設北側には立体駐車場や中継車車庫を整備する。
建設地は、二葉の里土地区画整理事業施行地区内5街区(広島市東区二葉の里3-8-4ほかの敷地1万4823㎡)の国有地の一部約5100㎡。14年に入札で取得した。
18年3月の竣工後、およそ半年かけて放送設備のテストや運用トレーニングを実施し、同年10月からの放送開始を予定している。
新社屋移転後の現社屋本館(広島市中区中町)の利活用については、現在外部から数案の提案を受けているものの決定には至っていない。引き続き、各方面からの提案を受け、新社屋移転までには決定する予定。現社屋本館に隣接する広テレプラザは、引き続きテナントビルとして保有する方針だ。
[ 2015-12-02 8面 面名:中国・四国・九州面]
(ここまで)
広島テレビ新社屋完成イメージ(上記サイトより)
ほぼ同じ角度から撮影した画像。
建設予定地(3月撮影)
二葉の里5街区の続報。ホテル・オフィスの詳細など
【中国財務局】:二葉の里地区国有地の二段階一般競争入札の結果について(PDF形式:681KB)
二葉の里5街区完成配置図(上記資料より)
新本社ビルは地上10階建て延1万8,000平方メートルという規模で、広島テレビ放送は4~10階に入ります。
1~3階はコンベンションフロアとして会議室や多目的ホールを備えます。
2・3階でそれぞれ800人を収容し、3フロア合わせて最大2,000人が集まることのできる施設になるとのこと。
2016年10月に着工し2018年3月の竣工予定、移転期間を経て2018年10月からこのビルでの放送を始めるようです。
総事業費は約150億円に上ります。
以上、中国新聞に載っていた情報も合わせた新社屋の概要です。
広島に不足していたコンベンション機能を補う、かなり期待のできる内容になっていると思います。
第一報では地上9階建てで2019年完成予定だったので、このあたりが少し変更になっています。
外観も当初のものからかなり洗練された印象です。アンテナが見えませんが、見えていないだけでやはり屋上にあるのでしょうか。
現在は何も無いので人通りもまばらな地区ですが、大和ハウス工業の複合棟と合わせて激変するエリアになりますね。
楽しみです。
それにしても、新社屋の総事業費は150億円、建設が始まっているエネコム広島ビルは100億円。
広島駅周辺地区への投資は近年で凄まじい額になっています。