広島電鉄は一部の車両でICカード(PASPY・ICOCA)利用者に限り、
すべての扉から乗り降りできるようになる”信用乗車方式”の実験を始めると発表しました。
広島電鉄:★ICカード全扉乗降試験車両の運行について
期間は明後日の2月15日から3月31日まで。
1号線(紙屋町経由宇品線)を走る3703号と2号線(宮島線)を走る3906号の2つが対象となり、
「ICカード全扉乗降 試験車両」という帯が付けられるそうです。
今回はPASPYまたはICOCAのICカード利用者のみ全扉乗降可能となります。
現金や乗り換えカード、パスピーを複数人で利用する場合は通常通り乗務員の扉から降りる必要があります。
詳しくは上記のリンクからご確認を。
ということで、いよいよ始まるんですね。
信用乗車の話が出てきてからなかなか動きがなかったので、もうやめてしまったのかと思っていました(笑)
今回の実験は車両は2編成のみ、車掌も従来通り搭乗しての運行となります。
完全な信用乗車方式にした時の利便性向上は計り知れません。
ぜひ実現して頂きたいのですが、果たして今の法律のまま信用乗車を解禁した所で、不正乗車なくやっていけるのか少し心配です。
確か日本ではその料金に対して3倍までの罰金しかとってはならなかった筈です。
欧州のLRTでは抜き打ちの検査員がいて不正を行うと法外な罰金を取られるシステムもあり、
全扉から乗降できる信用乗車が成り立っています。
いや、もちろん人間性・国民性もあるとはおもいますが。
橋下市長の言葉では無いですが、古い法律に縛られるのではなく地方で柔軟に取り決めできるようになればいいと思うんですけどね。
とにかく信用乗車は運行のスピードアップには欠かせません。
成功すればいいですね。実験が始まれば乗ってみたいです。