トランヴェールやらを見に行った日と同じ先週土曜日ですが、
広島電鉄の全扉乗り降りできる試験車両(PASPY・ICOCA利用者限定)に乗ることが出来ましたので書いてみます。
広島電鉄の公式リリースはこちら。
最新情報
試験車両は2編成しかありません。
出くわしたのはこちら、1号線の3703号です。
普段は入り口専用の中扉2つには、”手書き”で「出入口」と大きな張り紙がしてありました^^;;
その中扉2ヶ所ですが、ICカードリーダーにはこのように目立つようにタッチする場所の案内が。
乗車してからまず気づいたのはそこと、戸締めの時の警告音がやたら大きかったことくらいでしょうか。
宮島線の駅で電車の接近案内のような「ピィィィィ!」という感じの…
それから車内には普段入口専用の前中扉・後中扉を映すモニターが、
前後の運転台と前後の車掌がいる扉の前、計4台設置されていました。
モニターを設置するために配線から何からやらなくてはなりませんから作業は大変そうです。
2編成しかないのはそのためでしょうか。
さて降りる時が一番緊張しました。
前中扉から降りたのですが、別に悪いことをしているわけではないのになんとなく感じる罪悪感(笑)
大体の人はいつもどおり車掌のいるドアから降りてますし。。
実際、降りた後に乗る人とすれ違った時に変な顔されましたし。。
私たちは興味があるから「これが試験車か」で意味がわかりますが、普通に利用しておられる方には馴染みがないものです。
試験車であることのお知らせは信号待ちや走行中に何回かやってはいましたが、
各電停に着くたびに待っているお客さんにマイクでお知らせする位の事はやって欲しかったですね。
今まで長く続いた方式を変えるんですから、しっかりと告知しないと普及するものもしませんよ。
まあ実験だからそこは仕方ないのかもしれません。
今は実験段階で、現金で乗る方・複数で利用される方もいるため車掌も乗務しての運行です。
欧州のような完全な信用乗車が実用化できれば車掌も省略できます。
そうなったときはこのようなモニターを使って運転士一人でしっかりと確認しないといけませんね。
しかしそうなるためにはまだまだハードルは高いです。
現金利用者が全扉から乗り降りできるようにするには、やはり電停に券売機を設置するのが一番効率がいいです。
しかし宮島線含む全ての駅に券売機を設置するには相当なお金がかかりますからね。
一日乗車券をどうするかもまた考え無くてはなりません。
自分はその完全な信用乗車ままだ先でもいいと思っています。
このICカード利用者限定の試験は続けて行ってもいいとは思いますけど。(宣伝をしっかり^^;)
それより何より、電停の統廃合ですよ。
前から書いていますがこれを一番にやっていただきたい。
きりがないので紙屋町以東に限りますが胡町、八丁堀、立町あたりは明らかに多すぎです。
新設する駅前大橋線は広島駅から稲荷町までノンストップ、
胡町と八丁堀は統合して大型化、立町は廃止でどうでしょう。
戦前にできた路線をずっとそのまま使っていくのではなくて、時代にそって改善していかなければならないと思います。
石畳についてもそうです。
現在は芝生でなくても振動・騒音を抑える新しい線路が富山などで採用されていると聞きます。
なぜ未だに石畳を使ってるんでしょうか。単純に費用の問題?
現状広電は広島市内の公共交通の主役です。
早く「LRT」と呼べるような交通システムになってほしいものです。