一歩話題に乗り遅れましたが昨日の中国新聞から。
広島電鉄は中区のバスセンターと西風新都を結ぶバス路線で連節バスを導入する検討を始めたそうです。
中国新聞:団地族輸送に連節バス導入へ
広島電鉄(広島市中区)は、広島市安佐南区の「ひろしま西風新都」内にある住宅団地と中区中心部を結ぶバス路線に、連節バスを導入する検討を始めた。バスが大型のため発着場所の確保などが必要で、2015年度の運行を目指す。
導入を目指すのは長さ18メートル、定員120人程度の2台を連結したようなバス。定員も通常のバスの約2倍で、運転手を増やさずに多くの乗客を運べる。
住宅団地「セントラルシティこころ」などと広島バスセンター(中区)を結ぶ「西風新都線」に導入予定。まず数台を走らせ拡大を検討する。
住宅分譲が進み、同路線の乗客は年6~10%のペースで増加。1日約7千人が使う。バスカンパニーの岡本繁取締役は「混雑を効率よく解消できる」と説明する。
ただ、車両が大きいため広島バスセンターに発着できず、別の停車場所が必要。他の一部の停留所も改修が求められる。広電は市、県警、中国運輸局と調整をしている。市都市交通部は「バス停の長さや曲がる時の安全性など、課題を整理する必要がある」と話す。
全国では千葉市幕張地区などに導入例がある。
(上記サイトより転載)
乗車人員が倍ありますから、ラッシュ時は特に効率が良くなりますね。
しかし正直な所本当に導入するとは思っていませんでした。。
連節バスは通常のバスと比べて2倍くらいの長さがあり、走らせるには国の特例認可が必要だったはずです。
国内で導入している都市も少なく車体費やその維持費もかなり高いのではないかなと思います。
バスセンターに入らないとのことで、専用のバス停を近くに再整備しないといけないし、導入にあたってのハードルはかなり高いです。
それこそ、ドイツから輸入したグリーンムーバーのような存在にならないか少し心配なのです。
しかしうまいこと運用できれば中心部と西風新都を結ぶ路線で「輸送力」面での課題解決につながります。
私は従来からアストラムライン西風新都線延伸に反対でございますから、
今回のように高速4号線を軸にした輸送機関の強化での解決を目指していってほしいです。
もちろん西風新都だけでなく必要なところに導入することで輸送力の改善を図っていけたらいいですね。
しかしそれは鉄道が走っていない郊外への話であって、
中心部内の交通はあくまでも路面電車のLRT化とアストラムの南下延伸が必要だと思っています。