広島市、アストラム延伸先を西広島に絞込み

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広島市は検討されているアストラムラインの西風新都線の延伸先を西広島駅に絞り込むことを明らかにしました。
西広島駅へ向かうルートについても、当初案に加えて周辺の団地を経由する2ルートが想定されています。
 
【読売新聞】:アストラムライン延伸計画 西広島ルートを採用
 
【若林新三WEBサイト】:アストラム延伸、西広島で複数案を検討
 
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(上記若林議員WEBサイトより)
 
 
 
都市機能向上対策特別委員会の資料は広島市のこちらのサイトからPDFで見ることができます。(第3回 平成26年 1月30日)
【広島市】:公共交通体系づくりについて
 
 
 
昨年末頃に延伸先として西広島・新井口・五日市の3駅のうち、西広島が収益面では最も優れているといった報道がされました。
詳細なことはこちらの記事でどうぞ。
【西風新都線】西広島単線ルートで最大570億円。本当に必要なもの
 
 
若林議員によると広域公園前から西広島駅までの間のルートは、①番の
五月ヶ丘団地~石内東開発地から都市計画道路「己斐中央線」を通り西広島駅へ至る7.1kmのルートが最も有力なようです。
広域公園前から西広島駅への所要時間は14分、最大勾配は6.5%(=65‰)で
事業費は570億円(市負担額355億円)とのこと。
 
今年3月末までにこの建設ルートは決定されますが、おそらくこの①のルートになるのでしょうね。
もちろんこの決定が事業の実行とイコールにはならないのですが、
読売新聞には”14年度に着工時期も含めた整備プログラムを整備”とありますし実現へ向けて着々と動き出しているのを感じざるを得ないです。
 
やはり造成中の石内東団地と既存の五月ヶ丘団地を経由し収益性をもたせるそうです。
もみじヶ丘団地、高須台団地などを通るルート②の方がより顕著ですが、
作ることが前提で採算を確保するために大回り(所要時間増)になり無理な構造になり、単線になり…
 
丘陵団地は高齢化が全国で問題となっていて、路線バスですら維持するのが困難になりつつある中、
規格が“バス以上”の新交通システムが本当に維持できるのかというのも疑問です。
 
 
 
しかしながら、頂いたコメントや色々なものを読んでみると
国からの事業認可の面で最も可能性があるのがこの西風新都線であり西広島ルートであるということですね。
西広島駅から北上する都市計画道路の己斐中央線と同時整備のため補助金が見込まれます。
アストラムの高架を通すための測量や設計もほぼ終わっているようですね。
既に整備された国道54号線の地下を通ることになる、本通り南進ルートは(私が提案するもの)
補助金も見込めないため地下鉄事業として認可されるのが難しいと言えます。
西風新都線も苦しい、その他新線も苦しい、そして現状維持も苦しい。
こんな状況ではないでしょうかね。。
 
 
ただ都市機能向上対策特別委員会では西風新都線とは別に東西線・南北線の再検証も行うとホームページに記されています。
先ほど紹介した広島市のページからご意見も送ることができるようになっていますし、
西風新都線のルートも含めて委員会や市がどのような判断をするのか、この春は注目したいです。


 

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