広島駅北二葉の里5街区再開発 2017.05 (Vol.11) ダイワ二葉の里プロジェクト新情報など

広島駅周辺の最後の一等地として区画整理された二葉の里地区”5街区”は、
2014年5月、一般競争入札により大和ハウス工業・広島テレビ放送・エネルギア・コミュニケーションズ(以下エネコム）の3社グループが取得しました。
エネコムの「EneWings 広島データセンター」は2016年12月に開業し、
現在は2018年3月の竣工を目指す広島テレビの新本社ビル、
2019年3月の竣工を目指す大和ハウスのオフィス・ホテル・商業の複合棟が建設中です。
二葉の里5街区の続報。ホテル・オフィスの詳細など

前回の状況です。

広島駅北二葉の里5街区再開発 2017.04 (Vol.10) タワークレーン登場！

広島駅周辺の最後の一等地として区画整理された二葉の里地区”5街区”は、 2014年5月、一般競争入札により大和ハウス工業・広島テレビ放送・エネルギア・コミュニケーションズ(以下エ

2017-04-22 01:01

5月28日に開通する広島駅自由通路で、利便性が大幅に向上する地区の建設状況です。

最初に。
オフィスビルのリサーチ・分析・供給などを行う民間不動産会社「CBRE」は、
この二葉の里5街区に大和ハウス工業が建設中の複合ビルに関するページを公開し、
入居企業の募集を始めました。

【中国新聞】：広島駅北で入居企業募る CBRE、19年春完成の複合ビル

（上記中国新聞HPより）

大和ハウス工業から委託を受け、設計段階からかかわってきたそうですね。
地場企業の本社機能や大手企業の新たな営業拠点など、20～30社の利用を見込んでいるようです。

1 公式ページです。
- 1.1 オフィスについて。
- 1.2 フロア構成について。

公式ページです。

【CBRE】：広島二葉の里プロジェクト_物件概要

大和ハウス複合棟イメージ（上記HPより）

ページ内にはこれまで明らかになっていなかったこともいくつか載っています。

オフィスについて。

建物の延床面積49,709平方メートルに対し、オフィスの賃貸面積は約20,000平方メートルとなることが分かりました。
3～11階のガラス張りの部分になります。
八丁堀に建設中のスタートラム広島（総延床面積約26,000平方メートル）に対し若干及ばないくらいですが、近年供給の追いつかない状態だった広島にとってはまとまった規模といえます。
ワンフロアの基準面積は2,000平方メートル以上で、広島最大になるそうです。
「概要」ページにあるオフィスエントランスのイメージ画像を見るに、吹き抜けで威厳のある外観ですね。

スタートラム広島新築工事 2017.05（Vol.9）最上階到達広島とりまく状況など

「スタートラム広島」は、日本生命と広島電鉄がそれぞれ所有する2棟のビルを取り壊し、一つのオフィスビルに再開発する共同プロジェクトです。相生通りの立町電停前に2018年1月、

2017-05-09 00:24

フロア構成について。

“低層部に入る”とされていた商業施設は1階と2階のみであることが分かりました。
1階の平面図も公開されています。

1階敷地配置図（上記HPより）

中国新聞の記事でも改めて「長距離バスの発着場が設けられる」と触れられました。
平面図を見ると、北側に車寄せこそありますがバスが何台も待機できるようなスペースはありません。
車寄せと共同で利用することになるのでしょうか。
商業施設については平面図で確認する限り、サービス店舗や飲食、物販店舗が10区画用意されるようです。

13～20階は、201室を備える「ダイワロイネットホテル」。
最上階はレストランになるようですね。

それでは、先ほどのイメージ図と同じ角度から。

タワークレーンによって構築中なのは、複合棟ではなく同時に土地を取得した、
広島テレビの新本社ビルです。後ほど詳しく。

CBREが募集するオフィスということで、仮囲いにもこのような告知が。

A NEW HIROSHIMA SKYLINE
CBREが直接オフィステナントの募集をしていたとは知りませんでした。空室率とか調査している会社なのかなと。。

敷地北西側、北側と続けて。

大和ハウス複合棟はこの2枚目の画像右側いっぱいに建ちます。
画像手前から、奥の二葉通りにかけて「二葉の里通り」と呼ばれる公開空地が設けられます。
広島テレビ本社ビルとの間で、気軽に人々が憩いや賑わいの場として使用されることが想定されています。
最初に示した1階平面図も、よく見ると東側の店舗は、「二葉の里通り」に面して入口が設けられていますね。

さて、先ほどから登場している広島テレビ新本社ビルの状況です。