広島駅を南北を繋ぐ自由通路の整備に合わせ、北口では2013年から周辺街区に接続するペデストリアンデッキの整備、新幹線ビルの増築、ロータリー内の機能再配置を行う工事が行われています。
ペデストリアンデッキは2016年10月にすべて開通、
広場内ロータリーは2017年9月末、
増築駅舎は広島駅新商業施設「ekie」の一部として2018年度上期にオープンする予定になっています。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅北口広場
前回の状況です。
広島駅では5月28日から2階南北自由通路が暫定的に開通となります。
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自由通路開通を控え、北口側でも変化がありました。
今回はその部分を中心にご紹介します。
まずは在来線コンコース内(新跨線橋)から、北口・新幹線改札方面へ。
現在は左手に新幹線乗り換え口、斜め右手に在来線出口があるレイアウトですが、
自由通路開通により在来線改札が「中央口」に集約されれば、この在来線2階改札口も閉鎖される予定です。
撮影している場所は、将来的に新幹線改札にのみ通じる通路の一部になります。
天窓が付いた綺麗な天井の部分は完成後もコンコースとして使用されるエリアだと思われます。
このまま2階在来線出口へ。
工事前、在来線北口2階改札は今の自由通路の位置にありましたが、新跨線橋の完成とともにこちらに暫定的に移動していました。
ここにも見られるように、現在広島駅のあらゆる場所に改札口の変更を知らせる張り紙が貼ってあります。
改札を離れ、ペデストリアンデッキ方面へ少し移動します。
2枚目の画像付近に、元々在来線改札があったなんて信じられるでしょうか。
ここは旧跨線橋を解体して建設した自由通路の北側の終点付近ですね。
現在は仮囲いで覆われていますが、この先に高い天井の自由通路が伸びています。
上の画像の右手側、自由通路から新幹線改札に折れ曲がる位置には「きっぷうりば」が設けられます。
現状は1階にあるみどりの窓口・みどりの券売機がこちらに移ってくる事になります。
北口改札外コンコース内の高架橋の柱は、この通り、数年かけて美装化されていますが、
黒い部分には仮の案内板を貼り付けた状態が長く続いていました。
ここ2週間くらいで、案内が一部撤去されました。
液晶画面らしきものが埋まっているので、自由通路暫定開業と同時にデジタルサイネージも稼働を始めそうな予感です。
2階から新しい階段を降りた1階です。
山陽新幹線の開業時から使われていた階段があった場所です。
前回の記事でも取り上げたように、解体工事と美装化が完了した新しい空間が見えるようになっています。
上部には案内サインも取り付けられています。
自由通路が開通すれば主導線が2階に移るので、それまでには開放して広くする必要がありますが心配無さそうです。
前後してしまいますが、2階コンコースから外のペデストリアンデッキに出てきました。
デッキ広場とその背後で建設中の広島テレビ新社屋。
好きな風景の一つです。
4月26日から、広場内配置が大きく変化しました。
これまで西側にバスとマイカー、東側はタクシーが乗り入れていましたが、
今回の変更で完成時と同じ、バス・タクシー + マイカーという配置に入れ替えが行われました。
マイカー専用エリアになる東側では、完成形のロータリー及び駐車場の整備が進められています。
シェラトンホテル側から。
2つ上の画像を見ていただいても分かる通り、現状は非常に狭い範囲での暫定的な運用。
すべて整備が完了すればかなり広くなりますね。
北口広場中央付近。バスのりばです。
中央付近のロータリーの上屋に沿って、建物の基礎と思われるものが形作られていました。
後日確認すると(2枚目の画像)、何やら建屋ものようなものが姿を表しています!
以前から指摘していたとおり、高速バス、空港リムジンバス利用者向けの待合スペースがありません。
待合室か、チケット売り場になるのでしょうか。にしては小さいな。。
南口のバスのりばに設けられているような、観光案内(インフォメーション)?
今後注目しておきます。
バスロータリーの変化です。
のりばとおりば一つ一つに、本設の案内サインが取り付けられました。
大阪駅や博多駅・西鉄バスターミナルに行ったことがある人からすれば、アナログと言うかなんというか…。
まあまだ完成していないものですから、しばらく冷静に見たいです。
最後は、北口広場西側一帯。
大きくスペースを取るタクシープール。
先程のバスのりばと合わせて、こちら側はアスファルト舗装以外かなり完成に近づいてきました。
自由通路の開通を控え、北口でも利用者を迎える準備が着々と進んでいます。
北口広場ロータリーの方は、2017年9月末の完成予定です。