JR西日本がおよそ3年前から進めてきた「尾道駅」の駅舎の建て替え工事が完了し、3月10日に開業しました。
同社が瀬戸内エリアにおいて展開している「せとうちパレットプロジェクト」の一環として、エリアを周遊観光する利用者の新たな拠点となるべく、尾道らしさを前面に出した店舗や長期滞在も可能な個性的なホテルを備えます。
先日早速行ってきましたので、その様子をレポートしたいと思います!
【JR西日本】:尾道駅の新たな幕開け!尾道駅新駅舎 2019年3月10日開業!
前回取材時の様子です。
「グリーンヒルホテル尾道」に至る歩道橋から、新生「尾道駅」駅舎を望みます。
平成の終わりに、明治24年の開業当時の初代駅舎を再現した外観の駅が完成しました。
大きな片流れの屋根が印象的ですね。
2階の展望デッキは、ここから見ても「行ってみたい!」という気にさせてくれます。
エントランス付近です。
暖かくなり桜も咲き乱れる週末、非常に沢山の観光客で賑わっています。
「尾道駅」の駅名看板も、以前までのフォントが継承されました。
1階の店舗。
セブンイレブンの他、「おのまる商店」という観光地らしいお店もオープンしました。
2階に上がってみます。
2階に上がるための階段に驚かされました!
「おのたびゲート」と名付けられた階段の壁面は棚が連続するような構造になっており、尾道の伝統工芸や名物、名店の商品のサンプルが飾られています。
2階展望デッキの眺めです。
いやー、気持ちがいいです!
尾道水道がこれまでにはなかった角度から見下ろせて、向島が近く見えます。
エントランスのある中央部分は、大きなガラスのルーフが設置された吹き抜けの空間となっています。
渡り廊下が設けられており、東西を行き来することができます。
東側(画像左側)はホテルのエントランス/フロントと大きな喫茶店になっています。
ホテル「エムスリーホステル」は、広さを抑える代わりに天井を高くし立体的な配置としており、
旅行者同士の交流もできるホテルになっているようです。
【公式】:ローカル駅を楽しむ「エムスリーホステル」
軽食喫茶でお腹を満たすこともできますし、個性的なホテルで自分だけの旅を楽しむこともできる。
旅の始まり・終わりに相応しい、まさに新拠点になったように感じました。
さて、少しおまけを。
尾道水道に面した尾道駅の南西側にある「ONOMICHI U2」を見てきました。
県営倉庫を改装した、サイクリスト向けに特化した施設です。
なんと洒落ているのでしょうか…(感嘆
サイクリスト向けホテルや自転車メーカー「GIANT」のショップ、レストラン、ベーカリーなどが入っています。
新駅舎とともに、尾道らしさが詰まった施設だと思います。