GW明けの今週、少しバタバタしてブログ更新をかなりサボってしまいました。
記事更新、メールの対応等再開していきますのでお待ちください。
広島県の代表的な観光地の一つである、尾道。
JR西日本は、その尾道市の玄関口である「JR尾道駅」の老朽化に伴い、
駅舎の建て替え工事を行っています。
既存駅舎の解体、新しい駅舎の新築工事は昨年から始まっています。
先日の連休を利用して、尾道に行ってきた際に、
少し駅の様子を見ることができたので、ご紹介します。
【JR西日本】:せとうちエリア周遊の「新」拠点へ。尾道駅が生まれ変わります!
穏やかな海と暖かな気候に育まれ、さまざまな素材に恵まれたせとうちエリアでは、「クルーズ」「宿」「サイクリング」「アート」「食」といったテーマを中心に、さまざまな取り組みが進められています。
JR西日本では、このせとうちエリアを「地域の皆様と連携し、地域の魅力向上・活性化に取り組みたいエリア」と位置づけ、岡山・尾道・広島を核とした「広域周遊ルート」の創出を進めているところです。
そこで、せとうちエリアを周遊されるお客様の「新」拠点として、また地域の魅力発信の場、地域の皆様の交流・にぎわいの場としてご利用いただけるよう、初代尾道駅舎(明治24年当時)の「おもむき」や「まちの風情」を取り入れながら、「尾道のまち」とともに成長していける新しい駅を目指し、尾道駅を建て替えることにしましたので、お知らせいたします。
駅の画像の前に、尾道水道と向島を撮ってみました。
奥に見える橋は、しまなみ海道の「新尾道大橋」と、旧道の「尾道大橋」。
尾道市・向島といえば、4月に愛媛県の刑務所から一人の男が脱走し、潜伏先として大規模な捜索が行われ大きな混乱に陥りました。
犯人はこの目の前に見える向島から尾道水道を泳いでこちら側の本州に渡ったそうですね。
その後電車で広島市まで移動した犯人は、広島駅やマツダスタジアムからすぐ近くの南区荒神で確保されました。
驚きましたね…。
数年前にも広島の刑務所から脱獄した犯人が西区の方で捕まった事件がありました。
もうこれで脱獄の舞台になるのは最後にしてほしいですね。
さて、国道を跨ぐ歩道橋から眺める「JR尾道駅」です。
手前に整備されているバスターミナルは比較的最近整備されたもので、分かりやすい案内や上屋が整っています。
背後の山の頂上付近に見える「尾道城」。
歴史的な建造物ではなく、戦後新築された観光施設です。
老朽化により解体されることが決まっています。
改めて、建設中の駅舎を。
すでに新しい駅舎の鉄骨工事が進められており、輪郭が明らかになりつつあります。
ここまで進んでいたのですね。
ペデストリアンデッキの尾道駅側から。
今回の工事は、広島市近郊の駅で相次いで行われる「橋上化」を行う工事ではなく、
地上駅のまま駅舎を建て替える工事となります。
尾道から愛媛県今治市までを結ぶ「しまなみ海道」は、サイクリングコースとして非常に人気が高く、「世界有数のコース」として海外からもサイクリストが訪れるまでになりました。
そうした背景や海に近い立地を生かし、駅舎には眺望デッキや宿泊施設、サイクリスト向けの店舗も設けられることになっています。
県内の駅で駅舎内に宿泊施設ができるのは珍しいです。
改札内に入りました。三原・広島方面の1番のりばです。
このあたりが改札口になる予定です。
先ほど書いた通り、橋上駅にはなりません。
2・3番のりばから。
片流れの屋根や改札口付近のガラス屋根の吹き抜けの構造が分かります。
GWということもあり、多くの観光客で溢れていました。
尾道駅には、JR西日本の豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」も停車します。
宮島口駅と同様に、乗客専用の出入口も設けられるとのことです。
尾道駅に到着し、その後の観光の橋渡しとなる尾道駅、新駅舎の完成は2018年夏ごろの予定です。
補足です。
尾道駅は地上駅ですが、のりばの移動は跨線橋ではなく、地下に連絡通路が設けられているのが特徴です。
利用者の主な動線になるため、このように間接照明とともに美装化されていました。
また、バリアフリーへの対応として、これも宮島口駅のような、エレベーターだけの跨線橋ホーム上に後付けで整備されています。
ここからはおまけ。
尾道駅南口周辺には、比較的新しい施設が立ち並んでいます。
同じ国道2号線を目の前にする宮島口とは異なるところですね。
ペデストリアンデッキ尾道駅側から望む、「グリーンヒルホテル尾道」(左)と、
「しまなみ交流館テアトロシェルネ」(右、尾道市の施設)。
商業施設の「尾道福屋」。
しまなみ交流館との間はこのような大屋根で覆われています。
しまなみ交流館の国道側にある、「藤和稲荷神社」。