『二葉山トンネル』の掘削がきょう再開 シールドマシン破損から5ヶ月ぶり

広島高速5号線は、高速1号と2号が接続する東区温品の「温品ジャンクション」から、広島駅北口の二葉の里地区を結ぶ約4.0kmの都市高速道路です。
1.8kmがトンネル区間となっており、広島駅側から1.8kmはトンネル直上への住宅の地盤沈下防止のため、都市部などで採用される「シールド工法」が用いられています。

【広島高速道路公社】:広島高速5号線及び関連道路路線図

 

2018年12月、このシールドマシンが破損し、掘削中断を余儀なくされていましたが、
専門家による検証と対策がまとまり、本日5月8日から再開される事が分かりました。

【中国新聞】:二葉山トンネル工事再開へ

(上記中国新聞HPより一部使用)

 


二葉山トンネルシールドマシンを裏側から見た様子(2018年2月撮影)

広島高速5号線は、高速1号と2号が接続する東区温品の「温品ジャンクション」から、広島駅北口の二葉の里地区を結ぶ約4.0kmの都市高速道路で、 2021年3月の完成を目指し工事が進

 

昨年12月の破損発覚・工事中断から5ヶ月かかりました。
破損したカッターの調査、原因究明のため、人力の掘削も必要だったほか、再発防止のため専門家による詳細な検証を行ったため、時間がかかったようです。地下水を多く含む区域で同じことが起きれば、地盤沈下を招く恐れもあり取り返しがつかないことになりますからやむを得ません。

広島高速5号線を巡っては、工事費用に鉄筋コンクリートの「セグメント」が含まれてないなど、契約に関して不可解な問題が浮き彫りになっていた中のマシン破損でした。

費用面でも工期面でも、正直これは痛いですね。

シールド工事が5ヶ月止まっていたことで、開通時期にも影響がありそうです。
とはいえ、広島駅と山陽自動車道を結ぶ重要な路線であり、急いで再び事故を起こせば元も子もないですから、
安全で確実な工事で信頼回復に努めてほしいです。

2021年3月に開通予定だった広島高速5号線。新たな開通時期に関する情報が分かればまた更新します。

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