ありがとう!広島駅ビル『アッセ』が閉館 2020.03 建て替えに向け

広島駅南口の駅ビルで営業していた商業施設「ASSE(アッセ)」は、建て替え工事に着手するため、
2020年3月31日、20時の営業時間終了をもって完全閉館しました。

現在のひろしま駅ビルは2代目で、1965年に竣工したもの。
当時は「広島民衆駅」と言われ、商業施設の他、ホテルや入浴施設、屋上遊園地、映画館などが入り、人々の賑わいと憩いの場として親しまれました。

1999年のリニューアルにより、ファッションや飲食などに特化した「ASSE(アッセ)」が誕生。

駅ビルの施設としては54年、「ASSE」としては約20年の歴史に幕が降ろされました。

 

広島駅ビルは、2025年春の開業を目指し、20階建ての新ビルに建て替えられます。
2階自由通路レベルには高架で広島電鉄の路面電車が乗り入れる予定です。

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者は、15日共同で会見を開き、 検討を進めてきたJR広島駅南口広場再整備事業に関し、建て替えられる新しい広島駅ビルの概要とイメージパースを公開しま

 

 

閉館メッセージムービーに感動

閉館に伴い、アッセの公式サイトも下記のように変化しました。

【公式】:広島駅ビル ASSE(アッセ)は2020年3月31日をもちまして閉館いたしました

 

上記サイトには、運営する中国SC開発がこの日のために制作した「ASSE閉館メッセージムービー」が公開されています。

後半には代表のスピーチも収録されています。本来は閉館セレモニーを大々的に行う予定でしたが、
新型コロナウイルス感染拡大を受け、このムービー主体の簡略的なものになったようです。

色々な人の知恵と努力の積み重ねで、今に至る華やかな広島の陸の玄関口があったことを改めて認識。これは感動しました。

 

 

『アッセ』としての営業 最後の日

3月31日、営業最終日にお客さんを迎える駅ビル「ASSE(アッセ)」。

 

 

 

1階のショーウィンドウに設置されたカウントダウンも00日に。
時間の都合で閉店の瞬間を前に、私は撤収しました。
流石に最終日ともなると、通り過ぎる人ほとんどが注目しており、写真に納めて帰る人も多数いらっしゃいました。

 

駅前の噴水。

この変な形の噴水と駅ビルの外観はセットで「広島駅」という印象がかなり強いですよね。
この噴水も駅ビル建て替えにより撤去される予定になっています。

 

駅ビル内、エントランスなど。

 

マクドナルドは一足先に18時には閉店していたようです。

 

本日の閉店をもって、駅ビルは本格的な解体準備に入ります。
店内の設備の撤去のため、当然ながら店内には一切入れません。

 

自由通路の階段を降りた辺り。
明日からは本当に”ただの通路”としてのみ利用されることになります。

 

駅ビル南側中央に設けられたガラス窓から見下ろす、広島駅南口です。

今のビルから見下ろすのもこれが最後です。

 

ほぼ同じ角度から景色が見られるのは5年後、
2025年春には路面電車が高架となり駅ビルに直接乗り入れる構造になります。

(広島市)

 

広島駅は長年密着取材もしていますし、このブログを通じて色んな打ち合わせもこの広島駅で行うことが多かったです。
それ以外でも、小さい頃から学生時代を経て今に至るまで、本当によく利用させてもらいました。

今までありがとう!

 

たくさんの思い出は胸にしまい、新たな時代の玄関口へと生まれ変わるのを楽しみにしたいです。

 

新広島駅ビルは2021年春に着工。
路面電車の駅前大橋線工事などを含め、2025年春の開業予定です。

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