県内での新型肺炎感染者が増加傾向である背景から、
4/10(土)-11(日)は広島県から初めて外出自粛要請が発令された週末でした。
明確な終わりが誰にも見えず、社会に重苦しい雰囲気が漂っているのを感じますね。
もう少し頑張りましょう。
このブログも先月末に書いた通り、過去の未公開ストックを引っ張り出しながら、3密を避けた最小限の取材を行っています。
コロナ収束後にゆっくりと訪れたいスポットを今後紹介していきます。
最初のスポットは広島市南区の黄金山です。
山頂で改修工事をしていた展望台が、2020年3月20日にリニューアルオープンしました。
すでにご存じの方、行かれた方もいらっしゃると思いますが、行ってきましたのでご紹介します。
※訪れたのは3月末です。
【広島市】:黄金山山頂北展望ゾーンの整備が完成しました!
超開放的!360°パノラマの展望台に
黄金山は山頂まで車で行くことができます。
駐車場から徒歩2分程度、リニューアルされた北側の展望台に到着です。
広い!以前は電波塔とその建物が今の半分以上くらいを占めていたと思います。
周囲の木々も整えられたようで、空が近く360°見渡せる展望台に変貌していました。
この眺望ですよ!
広島市平野部が一望できます。
中国山地から広がる三角州により形成された希少な平野。こうしてみると広く感じますね。
そして隅々まで戸建の住宅や15階規模のマンションが立ち並んでいる。
自然と都市が共存したいい街だと改めて思います。
方面別に見てみましょう。
広島駅と紙屋町・八丁堀地区、いわゆる広島の都心です。
広島駅はやはり駅前のツインタワーの存在感が強く、ひと目で位置が分かりますね。
北口には「ホテルグランヴィア広島」を始め、3棟くらい100m前後の建物が立ち並んでいますが、それらとは明確に違います。四捨五入して200mになるビルは数字以上に高く感じます。
続いて紙屋町・八丁堀地区から南側の千田町にかけて。
左側に旧広島大学本部跡地に建設中の「hitoto 広島 The Tower」があります。これもすぐわかる高さですね。
画像中央右側には、青いシートに覆われクレーンが稼働している建設中の建物があります。
「テレビ新広島(TSS)」の新社屋ですね。
道路ネットワークも見どころ
続いて広島市北東~東です。
まずは府中町方面。
市街地を抜ける都市高速(広島高速2号線)が目を引きますね。
中央右側に見えている東雲ICから、左奥のイオンモール広島府中などがある府中ICは、
走っていても4車線で山陽新幹線の下をくぐったりと変化があって気持ちいいです。
市の東側、府中町・海田町方面です。
こちら側で目立つのはやはりマツダの工場群ですね。
その脇を縫うように広島高速が整備されています。海上の「仁保JCT」は圧巻です。
最後に広島市南部。
宇品方面です。
宇品大橋、グランドプリンスホテル広島などが確認できます。
ここまで遮られることなく360°を見渡せる展望台となったのは非常に嬉しいですね。
都心を含む平野を見渡せる展望施設としては広島ナンバーワンでしょう!
これだけ都心が見えていると夜景ももちろん期待できるわけですが、夜景も収めてきております。
明日引き続き、公開する予定ですのでお楽しみに。
最後まで見てくださったお礼に、壁紙を用意しました。
PCの壁紙や、WEB会議「zoom」の背景など、自由にお使いください。
「hitoto 広島 The Tower」から下の方に目を移していくと、レンガ造りで切妻の建物が並んでいるのが確認できます。
被爆建物である「広島陸軍被服支廠」です。
倒壊の危険があることから解体する方針が県から明らかにされましたが、保存・活用を望む声も根強く、昨年12月には県が所有する3棟中2棟は解体、残る1棟については耐震補強し保存する考えが示されました。
歴史の証人としての価値は当然ありますが、地震があった時などに倒壊すれば大変危険です。そうした危険を取り除くのは行政の義務でもあるため、両者の意見も正しいです。
1棟保存案は落とし所としては妥当なのではないかと思います。
宇品など人が少しでも集まりやすい場所であれば、イベントが開催できる倉庫や大きな博物館としても活用できるのでしょうが、あの立地だと誘致のハードルも少し高めです。
保存するからには、持続可能な活用策を考えていかなくてはなりませんね。