廿日市市は、2016年に供用を開始したJR廿日市駅の南北自由通路を中心に、
駅周辺の土地区画整理、都市計画道路の整備を進めています。
大規模な区画整理により、大半が山だった駅の北側に、広大な宅地が造成され街並みが一変する最中にあります。
都市計画道路の大規模な工事が行われているという情報も耳にしていたので、
駅の橋上化、南北自由通路整備で定期的に訪れて以来、
およそ4年ぶりに廿日市駅周辺を歩いてきました。
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徒歩と車載動画で巡ってきた様子を編集した動画です。
動画の冒頭にありますが、個人的には広電廿日市駅からJR廿日市駅までの道路が完成して供用開始している事に驚きました。
かつては入り組んだ細い道しかありませんでした。
整備前の様子はこのあたりの記事でよく把握できると思います。
当時から道路の計画の存在は知っていましたが、改めて供用開始した光景を目の当たりにすると感慨深いです。
やはり見応えがあるのはJR廿日市駅の橋上駅舎。
動画でも写していますが、美しさを維持していました。
北口の状況です。
動画では駅から北口の光景の定点観測のようなものを付けてみました。
ある程度区画整理された状態からの写真しか持っていませんが、
整備前にこの様な広い道路はなく、小高い山しかない様な場所でした。
北口エリアを東西に貫く、都市計画道路「畑口寺田線」。
現在は駅北口一帯の城内地区と広島市に隣接する佐方地区を隔てる川の手前まで開通しています。
この先では、廿日市市により「畑口寺田線 4工区」が整備中です。ここが2つ目の驚いたポイントです。
自動車は通れず歩道のみは開放されています。川と道路を超える橋梁が姿を表していました!
付近にあったイメージ図と。
西広島バイパス「佐方PA」付近から降りてきて国道2号(宮島街道)に至る市道をオーバーパスします。
ここ、現状ではこの先の広島工業大学方面に行こうと思うと、北側の方に迂回して下の道に合流する必要があり、両地区の行き来はあまり便利ではありませんでした。
橋梁が降りてくる、画像奥の方では以前までは住宅が密集していたのですが、
用地買収に協力頂いたおかげで広い土地が確保されています。
この記事を作るにあたって完成時期を調べたのですが、情報が見つかりませんでした。
整備を行う廿日市市は令和2年度予算におよそ2億円を計上し橋梁上部工事などを行うこととしています。
現在の状態からして今年度中の開通は微妙なところです。
今後も整備状況を気にかけておきたいです。
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更新お疲れ様です。
コメント欄にもある通り、ここを通過するのにボトルネックでしたからね……。
開通したら、五日市西部から廿日市駅北口を通り、西広島バイパスへ抜けれるルートが
出来上がりますね。
このまま成長していけば、そのうち快速停車駅に昇格しそうですね
もっとも、快速が廃止される可能性の方が高そうですが…
学生の頃に住んでた町の映像でドキドキしながら見てたけど、全然知らない町の風景みたいで最後らへんは寂しさで胸がいっぱいになってしまいました。でも町が変わる事で今住んでる人たちが便利になるのだと思うと素直に喜びたいと思います。大事な思い出の町の一つです。
今日は。廿日市道路整備と関係無くて申し訳無いのですが、海田方面東広島バイパス関連記事が見つからなくて、道路関連でこちらにコメントさせて頂きます。
2017年から呉線矢野駅下車で通勤していますが、車窓から見える東広島バイパスが小さい橋脚が増えたくらいで大きい動きが無くて残念でした。しかし九月からその立ち並んでいた小さい橋脚に何やら足場を組んだり突端部に器具を取り付けたりと、始まりました。
「載せるのはいつになるやら・・・」と思っていたら、先週遂に乗っかりました。てか通り過ぎの一瞬なので仮設台に予備で載せて本架設に備えているのか、もう完全に乗っているのか良く判りません。載せられているのは未だ一本ですが、鯉党さんの現地取材をお願いいたします。(西広島住民)
※メールでも良かったのですが、コメントしてしまいました。一応東広島バイパスの動きをお伝えしたかったので、廿日市記事に不適切と思われたら掲載を止めて下さい。
付近の完成予想図には今年度中に開通と書いてありましたが厳しそうですよね
理想を言えば広島工業大学の前の道まで整備してくれれば…
あの辺りは道は狭い割に車の通行量も大学生の行き来もあるので快適になって嬉しいんですが
一部が佐伯区になるのと川沿いにハンバーガー屋とスーパーの大きな駐車場があるので難しいでしょうけどね
ほぼ毎日ここは通るので、工事の進捗を楽しんでます。
JR踏切方面から右折して佐伯区方面へ行く車両と直進してバイパス方面へ進む車の車線分離が出来ないために、右折車両が1台でもいたら後続車は待たざるを得ません。
で、南行が先に赤に変わって時差式で赤に変わるまでの間に右折車が流れるんですが、この時間が意外と短くて曲がれない車両が取り残され、次の信号で対向車線が赤に変わるまで出られなかったりします。これにラッシュ時にはJRの踏切が追い打ちをかけるように上り電車だと開かずの踏切状態になります。そうして山陽女学園方向からの車と廿日市駅方向からの車が詰まってしまいます。
そうすると必然的に佐伯区方向から山陽女学園方面へ抜ける左折車も曲がれず、右折車も曲がれず二進も三進もいかない状態に陥るのです。
これが朝夕繰り広げられます。
ここが立体交差化されれば、佐伯区方向から右折する車が大幅に減りますし、バイパス方向から南下してくる車もかなり減るはずです。
北から下って左折するのは、高架手前から側道に入れるようにすれば結構違うと思うんですが、今の道路の車線の引き方からすると手前側は入れないんでしょうね。
廿日市駅側に鉄道アンダーパスの2号線方面に抜ける道が都市計画決定してるからその問題の根本的解決はそれの完成を待たなくてはいけないかもね
北側の接続部までは工事が済んでいるんですが…
コスモスの隣が更地になって結構経ちますが、なかなか着工しませんね。
あそこは線路下にカルバートを入れるんでしょうが、JRとの折衝が終わってないんでしょうか。
JRが絡むと工事の申請が当然ですが厳格になりますので。
広島市の都市計画道路に関しては、こちらのサイトで見られます。
https://www2.wagmap.jp/hiroshimacity/Portal
廿日市市に関してはこちらです。
http://web.gis.survey.ne.jp/hatsukaichi/public/
こちらはAdobe flashplayer Ver.11以降が必要なようです。
こんな道路、自分が広島に住んでいた頃には想像も付きません。
五日市側にも繋がるんですね!
びっくりしました。
取材・レポートお疲れ様です。
動画を拝見すると市街化地域向けの上下4車線の道路がデルタ外の地域でも整備が進んでいることがよくわかります。
私自身、広島に帰省した時には、イオンモール広島祇園(安佐南区)の西側を南北に走る道路が上下4車線化への拡幅工事をしている現場をよく通るのでデルタ外地域の市街地化整備の進捗状況を実感していました。
動画にあるこの道路の整備事業は、廿日市と広島市との市街地の一体化を更に加速させ、共に市街化させる(コナベート)ことによる連接都市(コナベーション)へと進化していることを実感させてくれます。
JR廿日市駅前から続く市街化地域は、東方面は佐伯区五日市、西区井口・庚午地区からデルタ地帯へと続き、西方面は広島湾沿岸部では廿日市市大野地区、大竹市、山口県岩国市までほぼ連続して繋がっています。
また、佐伯区五日市地区から石内バイパス、五月が丘交差点を左折し、広域公園前駅よりアストラムライン沿いに延々と上下4車線以上の道路が武田山・大茶臼山連峰を迂回してデルタ地帯内や八木方面にまで続いて整備されており、こちらも市街化地域がほぼ連続しています。
これまでは、広島都市圏内では予想を遥かに超える急速な市街化に対して、道路等の交通網の整備事業が後手後手に回っていた印象が強く、今後は特に開発許可とインフラ整備の歩調との調整をより優先して行うべきだと痛感します。
廿日市市には世界遺産の宮島があり、殆どの観光ガイドブックは「広島・宮島」がセット(2つの世界遺産)で扱われていることからも、廿日市市と広島市とのコナベートはますます重要になってくると感じます。
今後は広島広域都市圏協議会加盟の各地域間の結束と、更には隣接する他の都市圏との連携も非常に重要になると考えられます。
廿日市駅周辺の映像に加えて、東広島バイパス・海田地区の高架化工事の映像も工事進捗状況が非常によくわかります。
貴重な映像、ありがとうございました。
今後もレポート楽しみにしています。宜しくお願い致します。
昔なら一般の人が通らない、狭い住宅の中を先が分からない離合だらけの道でした。
山手が開発されたと言うことだと思います。
佐伯区も湯来線の周りに団地が出来て遂に石内バイパスが出来ました。バイパスは、広く混まないですが、バイパスの下りの終点(西広島バイパス)からのコイン通り、右折、又はバイパスと湯来線を結ぶ道路、肝心の湯来線は、慢性の渋滞です。店が集中しているのも原因でしょう。皆んな車で出掛ける。廿日市ゆめタウン、アウトレット、レクトも出来ました。バイパスと湯来線のバイパス、コイン通りと湯来線のバイパスが足りません。
佐伯区、廿日市も2号線に店が多い。
工大の所や廿日市にももう一つ踏み切りを跨ぐ道路が欲しいです。対応しきれていません。
近年は、広島も道路に関する整備が進んでいる方だと思います。
コロナで、大規模な経済対策が求められている中で、
ニューディール政策と同様に、公共事業が増えていくのではないかと考えられます。
中筋温品線、西風新都の外周環状線、そして廿日市駅北一帯が
個人的に気になっている広島市中心部以外の路線です。
2号線バイパス、宮島街道、広島南道路という東西を結ぶ大きな三本に加え、
地味ではありますがこの廿日市駅北を含む、佐伯区ハナミズキ通りから県道30号の整備が
渋滞緩和の一つになるのではないかなぁと。
安全に確実に進めて欲しいです。
ウチは佐伯区内の畑口寺田線のすぐ横にありますが、周辺での用地買収交渉が行われているという話は全く聞きませんね。佐伯区波出石交差点から南下して屈曲している部分の延伸方向にも新しい家が建っていたりして(木造ですが)、いつ着工するのやら見当もつきません。
ただ、観音小学校北側からその手前までGoogleマップを見る限りルート上と思われる箇所には家が建っていないので、地権者と何らかの取り決めをしている可能性はあります。
ただ、観音小学校北西側に出来る予定の交差点部より西・東・南方向を見ると、私が子供の頃から殆ど変わっておらず用地買収は行われていないと思われます。
なので、現在施工中の区間と供用開始している区間の間に関しては当面着工の予定はないでしょう。
この畑口寺田線の畑口方面県道30号線を真っ直ぐ行くと旧西国街道・津和野街道と御手洗川沿いで合流して城下町・津和野まで繋がっているんですね。
旧西国街道(山陽道)は廿日市宮内分かれで海岸線を通る宮島街道と分岐して津和野街道と共に内陸部に向かい、畑口橋で津和野街道と分かれて四郎峠を越えて西に向かい油ヶ免で海岸線に出て再び宮島街道と合流していたそうです。
明治になって、海岸線を走る旧宮島街道が国道2号線となった為、旧西国街道の脇街道であった旧宮島街道が主街道の役割を果たす様になり、今日では己斐・宮内間の旧西国街道部分を含めて宮島街道と呼んでいます。
廿日市の街は、主要街道の宿場町・宮島厳島神社の入口にあたる門前町として発展してきた歴史を考えれば、こういった道路等の交通の便の整備は機能向上の面からに加えて津和野街道等が持つ観光資源の再発掘としての視点からしても非常に重要だと思います。
廿日市駅周辺の再開発事業は交通の要衝としての廿日市の街の再発見に繋がることと期待しています。