広島市中区の中央公園芝生広場に計画されている新たなサッカースタジアムについて、
「広島市サッカースタジアム整備等事業者選定審議会」は、整備を担う優先交渉者に
大成建設を代表とする共同企業体(JV)を選定したことを明らかにしました。
2021年3月30日に、選考で残った4つの事業者による最終のプレゼンテーションが開かれ、
翌31日に最終の審議結果が松井市長に答申されました。
サンフレッチェ広島の公式ホームページでは、選定された企業グループが掲げるイメージ図も公開されたのでご紹介します!
以前サンフレッチェ広島が独自に作成・公開したイメージはこちら。
四隅が開かれた開放的な希望の翼
【サンフレッチェ広島】:HIROSHIMA スタジアムパーク PROJECTスタジアムパーク DB事業者 優先交渉権者選定のお知らせ
【HIROSHIMAスタジアムパーク】:3月31日(水)優先交渉権者が、C共同企業体(代表企業:大成建設株式会社)に決定。スタジアムイメージが公開されました。
平和都市に相応しいみんながつながるスタジアムパーク「希望の翼」と「平和の環」
南側アプローチは、スタジアムに近づくにつれ期待感を高める
軽やかな屋根で包まれた一体感ある4つのスタンド
C共同企業体イメージ(代表企業:大成建設株式会社) (上記HPより)
【C共同企業体:大成・フジタ・広成・東畑・EDI・復建・あい・シーケィ共同企業体】
代表者 | 大成建設株式会社 中国支店 |
構成員 | 株式会社フジタ 広島支店
広成建設株式会社 株式会社東畑建築事務所 広島支所 株式会社環境デザイン研究所 復建調査設計株式会社 広島支社 株式会社あい設計 株式会社シーケィ・テック |
大きな一歩です!
昨年12月にサンフレッチェが独自にイメージを公開し大きな関心を集めました。
いよいよ具体的な設計と整備を担う事業者が決まりました。
大成建設を代表とするJVです。
構成企業の中には他でもないマツダスタジアムの設計を手掛けた「環境デザイン研究所」が入っていますね。
今後は市長へ答申された審議結果を踏まえ、市の予算委員会で承認が得られれば
整備に向けて進み出すことになります。
選定されたC共同企業体によると、2021年末まで施設の設計を行い、2022年初頭から建設工事に着手。
25ヶ月の工事期間を経て、2024年春の開業を目指すとのことです。
なお、今回の審議会は広島市の公式YouTubeで様子が公開されています。
他の案も含め、興味がありましたら見てみてください。
上記の動画から、選定されたC共同企業体のコンセプトが紹介されたキャプチャーをいくつかご紹介します。
(広島市公式YouTubeチャンネルより)
(広島市公式YouTubeチャンネルより)
選定された案の大きな特徴は、大きく開かれたスタジアムの四隅。
市街地、公園、河川など大きく街に開かれており、内部の賑わいを伝えます。
騒音を漏らさないよう設置された屋根は、「希望の翼」をイメージ。
コンコース。
(広島市公式YouTubeチャンネルより)
3階はスタジアムの観客が主に利用するメインコンコースとなります。360度どこへでも回遊できる構造です。マツダスタジアムと同じ環境デザイン研究所設計者が設計を担当。DNAを感じます。
現実問題としては、マツダスタジアム同様、自由席の観客がコンコースに滞留してしまったり、
アウェイサポーターと入り乱れるなど運用面での懸念はあるので、開業までにもう一つ案を練らなければなりません。
VIP空間。
(広島市公式YouTubeチャンネルより)
国際大会の招致、また、サッカー以外でのイベント利用を想定し、
VIPが利用できるラウンジやホールも充実させます。
広島市では引き続き、寄付の受付が行われています。
スタジアム完成時の内覧ができるなどの特典もありますので、興味のある方はぜひともご協力をお願いします。
【HIROSHIMAスタジアムパーク】:寄付のお願い
【サンフレッチェ広島】:広島市 サッカースタジアム建設 個人寄附金募集へのご協力のお願い