日本郵政不動産は、広島駅南口に隣接する「広島東郵便局」を再開発する「広島駅南口計画(仮称)」の概要を、2019年5月に明らかにしました。
再開発ビルは、オフィスや店舗、駐車場を備える地上19階建て・延約4万4,000平方メートルと大規模なビルになる予定です。
既存の広島東郵便局の解体を2019年秋頃から始め、2022年秋ごろの開業を目指します。
前回の状況はこちら。
事業概要
【日本郵政不動産】:広島駅南口計画(仮称)
【CBRE】:広島駅南口計画(仮称)
建物の詳細な規模やイメージはこちらにまとめています。
名称は「広島JPビルディング」に決定!
【日本郵政不動産】:「広島駅南口計画(仮称)」の建物名称の決定および計画概要について
(上記しりょうより)
日本郵政不動産は3月10日、広島で進めている当プロジェクトの正式名称を、
広島JPビルディング | HIROSHIMA JP BUILDING
であることを公表し、ビルの概要についても明らかにしました。
店舗とする1階と2階は街に開かれた場所として、憩いと賑わいが連続するよう立体的な公開空地を整備し、新駅ビル完成時にはペデストリアンデッキでの接続が予定されています。
1階には郵便局が再び設けられることも明らかにされました。
(現地看板より)
2階に設けられるオフィスへのエントランスには、「多島美」を抽象的に表現した手すきの和紙を用いた壁面や、戦国武将毛利元就の「三本の矢」にちなんだデザインとするなど、広島らしさを演出します。
(上記資料より)
これは初めて一般に公表されたパースですね。
6階にはオフィスに入居するテナント専用の食堂・カフェテリアを設け、オフィスワーカーへの充実したサポートを提供します。180席を用意する予定とのこと。
(上記資料より)
6~19階はオフィススペースで、広島最大級となる約1,530平方メートルの無柱オフィス空間を提供します。
(上記資料より)
最高部構築しつつ、タワークレーン1基解体
広島駅の東側にあたる、愛宕踏切歩道橋と、EKI CITY HIROSHIMAから。
非常に存在感があります。
しかし25年に完成する新駅ビルによって、これらの角度からはほとんど見えなくなってしまうと思われます。
この角度からはっきり見ることができるのは今だけです。
広島駅から。
ビルは、塔屋となる最高部の外装を構築中です。
機械室等に当てられる最高部は一段セットバックし、ビル本体カーテンウォールが設置された統一感の高いものとなります。
完成後のライトアップが楽しみなポイントです。
広島駅在来線コンコースから。
エールエールA館の前に移動しました。
内装工事も進みましたね!1枚目の画像では照明が点灯しているのが確認できます。
離れて見る広島JPビルディング
上柳橋から。
何度見てもここの景色は広島新時代を象徴するものだと感じます。
JPビルディングの南面。
南面は塔屋の部分までカーテンウォールの設置が完了しています。
ビルのてっぺんまで同じ意匠が続くので非常にスタイリッシュです。
駅西高架橋付近から。
西面は室外機などが集約して置かれます。
目隠しのルーバーもほぼ全体に設置が完了したようで、完成形が見えてきました。
広島東郵便局を建て替える「広島駅南口計画(仮称)」は、2022年秋頃の開業予定、
広島駅南口の新駅ビルは2025年春の開業予定です。
そういえば、この記事の一つ前に更新した広島駅の記事。
展示されている模型を紹介しましたが、JPビルディングの高さが1/3ほど省略されていますね。
メインである駅ビルを見やすくするためと思われます。
この模型以上に、広島駅南口はビルで囲まれた空間になりそうです。