広島駅南口『フタバ図書』跡地は30階のアパホテル 2026年開業目指す

アパグループは、広島駅南口に30階のホテルを建設する予定であることが中国新聞により明らかになりました。
建設地は2021年9月末に閉店した旧フタバ図書跡地。
十分な耐震強度を有しておらず建て替えと跡地活用がかねてから注目されていました。

記事によると、2026年12月にプールや大浴場、大型レストランを併設した、600室規模、30階建てのホテルを開業させるとしています。

アパホテルはつい先日、北口にも294室のホテルを2024年夏頃を目指し開業させる計画を明らかにしており、
旧フタバ図書跡地の計画は広島市で4棟目のアパホテルとなる見込みです。(全て広島駅周辺)

 

 

報じられたホテルの概要

 

開発が進む広島駅南口(2022年7月撮影、中央の建物が旧フタバ図書)

 

【中国新聞デジタル】:広島駅南口の旧フタバ図書に30階ホテル アパグループ、計画含め周辺で4カ所目

  • 30階建て・600室のホテルを計画。アパグループ(金沢市)
  • プールや大浴場、大型レストランを併設
  • 2026年12月の開業を目指す
  • 土地と建物は広島市内の不動産会社が所有していたが、コロナ禍の長期化で独自開発を断念。7月28日にアパグループが取得した。(取得額非公表)
  • テナントとして入居していたフタバ図書は2021年9月末で閉店。

(上記中国新聞記事より一部抜粋)

 

凄いなアパホテル・・・
宿泊主体のホテルで30階となると、高さは100m前後になるのではないかと思います。

600室という規模は、広島駅周辺において「アパホテル広島駅前大橋」の727室に次ぐ規模です。
参考までに、
・ヴィスキオ(新駅ビル):428室
・グランヴィア:407室
・シェラトン:238室
・ダイワロイネットホテル:197室

 

先日、広島駅北口に約300室のホテル建設が明らかになったばかりです。
24年夏の開業予定なので、旧フタバ図書跡地のホテルは広島市4棟目のアパホテルということになります。
(老朽化している広島1棟目の「広島駅前」は代わりに閉館する可能性もありますが)

 

 

相次ぐアパホテルの建設について

広島駅南口に新たな100m案件が出てきました。
200mに迫る南口Bブロック、Cブロックのツインタワーに加え、100mクラスのJPビルディング、新広島駅ビルの2棟が現在建設中。
ここに100mのアパホテルが加わることになります。

 

この場所は広島駅からマツダスタジアムに通じる「カープロード」の入口にあたります。
新駅ビルが完成すれば左手に見えているEKI CITY HIROSHIMAにペデストリアンデッキが繋がる予定ですが、それほど大きなデッキではなく地上の歩行者も残ることが予想されます。

個人的には駅ビルの賑わいがEKI CITY HIROSHIMAやスタジアム方面に滲み出すような、オープン形式の商業施設を期待していました。
北面の線路以外は高いビルに覆われた少し窮屈な空間ですし、ゆとりのある広場の方が街としてのリズムも良かったのかなと。
これだけの限られた土地に30階が建てられることは、それはそれで興味深いですが。

 

そうは言っても民間による民有地の開発なので、そこまで口出しはできません。
アパホテルは北口にも300室規模のホテル新設がつい先日明らかになっており、
コロナを克服した時代の広島のビジネス・観光に対して、これだけ投資する価値があると判断されているのは前向きに捉えるべきかと思います。

 

アパグループにより計画されるホテルは現在2棟。

旧フタバ図書のビルに建設する30階、600室のホテルは2026年12月の開業予定
広島駅北口二建設する14階、292室のホテルは2024年夏の開業予定です。

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