5日の中国新聞の報道により、広島駅南口の旧フタバ図書跡地に、
地上30階のアパホテルが建設されることが判明しました。
その後、アパグループがニュースリリースを更新して正式に計画が公表されたとともに、
イメージパースなど詳細も明らかになりました。
名称は「(仮称)アパホテル&リゾート〈広島駅前タワー〉」。
地上30階、600室の大規模なタワーホテルです。
【アパグループ】:広島駅前にタワーホテル開発用地取得
広島駅周辺では最大規模となる600室の客室は、スイートルームやバリアフリールーム等、バリエーション豊富なタイプを設けると共に、隣り合うシングルルーム同士を必要に応じて繋げて利用できるルーム「シングル-シングルコネクトツインルーム」を標準とし、平日のビジネス需要、週末の観光需要、インバウンド需要の受け入れを目指します。
またビジネスホテルでありながら、共用部に展望プール、大浴場、大型レストランも完備し、宿泊者だけでなく日帰り等の日常利用にも対応する予定です。
シングルルームを繋げてツインルームとして使用可能なのは画期的ですね。
完成イメージ。
(仮称)アパホテル&リゾート〈広島駅前タワー〉完成イメージ(上記公式HPより)
名称 ◆ | (仮称)アパホテル&リゾート〈広島駅前タワー〉 |
高さ | - |
階数 ◆ | 地上30階 |
構造 | - |
用途 ◆ | ホテル |
客室数 ◆ | 600室 |
敷地面積 (公簿面積) |
1,260.95平方メートル |
建築面積 | - |
延床面積 ◆ | 約13,000平方メートル |
着工予定 | - |
竣工予定 | - |
開業予定 ◆ | 2026年12月 |
建築主 ◆ | アパグループ |
設計・監理 | - |
施工 | - |
◆:公式HPより
かなりスリムな印象のビルになりそうですね。
イメージパース上ではビル全体が見えるようになっていますが、完成時には新駅ビルの低層部分が駅前広場の半分程度まで張り出すので、低層部分やエントランスはあまり見えないかもしれません。
改めて、建設予定地の画像です。
ここに100mクラス30階のビルが立つ実感が全く沸かないほど、狭いスペースとなっています。
ビルの裏手には在来線ホームとの間に若干のスペースがありますが、
そこはJR西日本の敷地であり、新駅ビルの一部の設備も新たに新設されます。
というわけで、本当に見えている旧フタバ図書の建物がほぼ敷地の大きさです。
模型を見ていただくとよく分かります。
今回のプレスリリースによると取得した敷地の公簿面積は約1,260平方メートルに対し、
新ビルの延床面積は約13,000平方メートルということで、
容積率はほぼ1,000%を超えることとなります。
対象地の都市計画上の容積率上限は900%なので、宿泊施設を新設する事業に対する広島市の優遇措置適用を想定していることも考えられます。
地上30階、600室の(仮称)アパホテル&リゾート〈広島駅前タワー〉は、2026年12月の開業予定です。
■追記(2022/08/06 23:06)————————————————–
広島市高層ビル一覧を更新しました。