広島駅周辺の最後の一等地として区画整理された二葉の里地区”5街区”は、
2014年5月、一般競争入札により大和ハウス工業・広島テレビ放送・エネルギア・コミュニケーションズ(以下エネコム)の3社グループが取得しました。
エネコムの「EneWings 広島データセンター」は2016年12月に開業し、
現在は2018年3月の竣工を目指す広島テレビの新本社ビル、
2019年3月の竣工を目指す大和ハウスのオフィス・ホテル・商業の複合棟(地上20階、約91m)が建設中です。
【CBRE】:広島二葉の里プロジェクト_物件概要
二葉の里5街区の続報。ホテル・オフィスの詳細など
前回の状況です。
3月に竣工した「広島テレビ放送」の本社ビルでは、
6月2日(土)と3日(日)の2日間、1階の広島テレビホールを使った初めてのイベントが開かれました。
広島駅北口ペデストリアンデッキから。
3棟の再開発ビル。建設中の大和ハウス複合棟が高さを増し、かなり立体感を感じる街区になりました。
そんな中でも今回の本題は「広島テレビ放送」の本社ビル。
【広島テレビ】:広島テレビホール オープン記念 進め!スポーツ元気丸 Presents カープパブリックビューイング(vs千葉ロッテマリーンズ)
広島テレビは6月2日と3日の2日間、1階のエントランスホール・広島テレビホールを使った、
広島カープのパブリックビューイングを開催しました。
一般向けに初めて公開されるイベントです。
エントランス前にはふわふわ遊具になったマスコットの「ピッピ」が。
ピッピってこんなのだったっけ…?
ピロティのようになったエントランス前は飲食スペースとして、テーブルやイスが並べられています。
ローソンが出店を出していました。
1階ホールに入りました。
ホール内はすでにたくさんの人!
エントランスホールと一体となった、奥の広島テレビホールのスクリーンに試合が映し出されています。
ここはこうしたイベントを開くために設けられたもので、投影設備や照明はもちろん常設です。
着席している人はおそらく試合前の池谷さんのトークショーから見に来ていると思われ、
周りには入れ替わり立ち替わり、見物に訪れた人が試合を見守っていました。
足を運んだのは日曜日のみですが、注目度も高くなかなか賑わいを見せていたのではないかと感じます。
エキキタは今後も、大和ハウス複合棟の完成やJR西日本広島支社の再開発など、ますます人の流れが変わる地域です。
相乗効果を期待し、これからも定期的にこうした人を呼べるイベントを開催してほしいですね。
スポーツ選手や芸能人のトークショー、ミニライブなど、ぴったりだと思います。
エントランスホールには、広島のテレビ局として「ピースコーナー」が設けられています。
HIROSHIMA AIR CLOCK(オノ・ヨーコ氏作)
「元気な広島から世界に平和を発信してほしい」という思いが込められた作品。
広島テレビが主催した「第一回広島平和音楽祭」で、美空ひばりさんが初めて歌った、「広島」への思いが込められた歌です。
【広島テレビ】:広島テレビ新社屋1階にピースコーナーを設け オブジェや平和を願う歌碑を展示!
これらの展示は常設です。
非常に開放的で市民に開かれたエントランスホールでした。
2・3階の「コンベンションホール」には県外からの来訪も今後増えてくると思われ、あの日への記憶と思いを発信する全く新しいテレビ局に生まれ変わったのではないかと思います。
6月1日には、ホールと隣接する区画にローソンもオープンしました。
2階にはわずかですが、イートインスペースも設けられています。
外構に植えられているのは、被爆桜です。
広島テレビに隣接する、大和ハウス複合棟「二葉の里プロジェクト」に目を移します。
「ダイワロイネットホテル」となる12階以上の躯体は、最上階の20階に到達した模様です。
少し天井高が高くなっている最上階はレストランになる予定です。
鉄骨の様子を見ると、上にもう一層PH階ができそうです。
「二葉の里プロジェクト」(大和ハウス複合ビル)は、2019年3月の完成予定です。