日本郵政不動産は、広島駅南口に隣接する「広島東郵便局」を再開発する「広島駅南口計画(仮称)」の概要を、2019年5月に明らかにしました。
再開発ビルは、オフィスや店舗、駐車場を備える地上19階建て・延約4万4,000平方メートルと大規模なビルになる予定です。
既存の広島東郵便局の解体を2019年秋頃から始め、2022年秋ごろの開業を目指します。
【日本郵政不動産】：広島駅南口における開発計画について（PDF,363KB）
完成イメージ（上記資料より）
【広島駅南口計画(仮称)】
高さ90.83m、地上19階
用途：事務所、物品販売業を営む店舗、飲食店、自走式駐車場、駐輪場
構造：鉄骨造
敷地面積：4,204.19平方メートル
建築面積：3,276.13平方メートル
延床面積：44,800平方メートル
基準階面積：約1,500平方メートル
着工予定：2020年6月1日
完了予定：2022年8月31日
開業予定：2022年秋頃
建築主：日本郵便株式会社
設計者：日本郵便株式会社一級建築士事務所
前回の状況です。
駅ビルなど周辺開発とともに進む建て替え
広島駅南口のJR駅ビル「ASSE」が建て替えに向けて、昨日2020年3月31日に閉館しました。
これから内外装撤去と解体工事を経て、地上20階の新駅ビル建設工事が始まるわけですが、
時を同じくして、ほぼ同じタイミングで建て替え工事に着手するのが、広島東郵便局です。
広島駅南口に面し、駅ビルASSEとも隣接しています。
この記事で取り上げている広島駅南口計画（東郵便局建て替え）は今年6月着工、2022年8月竣工予定。
広島駅ビルの建て替えは2021年春着工、2025年春の予定ということで、
数年の差はありますが、どちらも築50年を超える建物ですので、
戦後の歴史くらいの長さで見ると、ほぼ同時のようなものです。
南口では、2016年にBブロック再開発「ビッグフロントひろしま」、Cブロック再開発「エキシティ・ヒロシマ」が完成・開業しました。
それも踏まえると、広島駅界隈は何もかも一気に新しく生まれ変わることになります。
完成イメージ図と同じ角度から見る、東郵便局全体です。
駅ビル建て替えにより北口に新築移転する予定の「ホテルヴィアイン広島」、
北口二葉の里地区の再開発に向け新社屋が建設中の「JR西日本広島支社」。
これほど注目プロジェクトが関連しあい、集中してスクラップアンドビルドが起きているのは面白いです。
改めて西側から振り返る広島駅方面。
解体工事進む
もう一度、解体中の広島東郵便局。
城北通り側から見るとまだシルエットが残っているように見えましたが、
駅ビル側から見るとかなり解体工事が進んでいることが分かります。
画像は3月中旬に撮影したものです。現在はさらに小さく薄くなっています。
西側、駅西高架橋の下に周りました。
郵便局はもともと中庭を囲うように、上から見るとロの字型の構造をしていました。
そのロの字の内側の壁面が見えるようになっています。
広島東郵便局を建て替える「広島駅南口計画(仮称)」は、2020年6月着工、2022年秋頃の開業予定です。
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