プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」が本日10月2日に開幕します。
地元チームである「広島ドラゴンフライズ」は、昨年2部リーグから昇格し、
今年から国内最高峰の1部リーグ「B1」の舞台で戦います。
そんなB1開幕を前に、チームは本拠地となる新たなアリーナの建設に向けた公式サイトを開設しました!
新アリーナについては今年の正月に中国新聞が報じており、続報が期待される状況でした。
【広島ドラゴンフライズ】:新アリーナ構想、始動!
今年1月の中国新聞の記事です。
【中国新聞デジタル】:B2広島、アリーナ建設へ始動
同じく中国新聞で、今年6月にアリーナ建設にかかる準備室が設立されたことが伝えられていました。
そして今回の新アリーナに関する公式サイトの開設。非常にスピーディーですね。
広島ドラゴンフライズに限らず、他都市でもチームが優先的に使用できる新アリーナの計画・構想が進みます。
(シーホース三河、琉球ゴールデンキングス、千葉ジェッツふなばし ほか)
背景にはBリーグから交付される「B1リーグ・クラブライセンス(施設基準)」があります。
今後は各チームに集客力や売上高などで現在より厳しい要件を設けられることになっており、
競技成績のみでの昇降格は廃止される事となっています。
アリーナに関する要件も含まれており、満たさなければ成績に関係なくB2に降格(もしくはB1に昇格できない)という事態にもなりかねないのですね。
【日本経済新聞】:Bリーグ新アリーナ構想
今回開設されたドラゴンフライズ新アリーナのサイトにも。
「アリーナ ハードソフト」の文字。
”2年後まで日程調整が可能”という条件は、クラブが主体的に管理・使用できるアリーナでないと事実上難しい要件です。
既存のアリーナを使用する限り大きなネックになるものと思われます。
【B.LEAGUE】:ホームアリーナ検査要項〔2020-21シーズン用〕(PDF, 319KB)
現在の広島ドラゴンフライズの本拠地、「広島サンプラザ」。
広島市の財団法人が管理します。
公式サイトにはこんなページも。
これ、少し驚いたのですが、早くも「建設予定地」というページがオープンになっているのですね。
当然中身はまだ公表されておらず、「COMING SOON」になっています。
「候補地」や「検討対象地」のような書きぶりでなく、「建設予定地」となっているあたり、
思っているより関係者(広島市?)調整は進んでいるのかもしれません。
個人的には現在の本拠地「サンプラザ」が立地する商工センターの中(新井口駅からのペデストリアンデッキで移動できる範囲で)での建て替え、もしくは新設を望みます。
プロバスケットにおける年間の本拠地での試合数は30試合程度。
施設を持続的に運営していくには当然ながらバスケットの試合以外、コンサートや催し物を誘致して活用することを考えなくてはなりません。
広島市が商工センター地区で進めているMICE整備と協調し、市の西部地区の新たな賑わい拠点に位置づけることができれば満点、理想的です。
JR山陽線の沿線にプロ野球、プロサッカー、プロバスケの本拠地が揃うことになれば、スポーツ・イベントによる人々の交流が大量輸送機関によって支えることができますし、
試合がない日などは大規模イベントを複数会場で開催するようなことが実現すれば、相乗効果も生まれそうな気がします。
「COMING SOON」の内容が明らかになるのを心待ちにしたいですね。
【広島市 】:商工センター地区活性化検討会MICE部会の開催状況