JR西日本は、広島駅北口にある同社広島支社を移転させ、跡地を数年かけてオフィス・商業などの機能を持つ施設に再開発する方針を明らかにしています。
移転先の新しい広島支社は、現在の建物から西に約300mのJR所有地で2019年初頭から建設工事に着手しており、2020年春に完成しました。
地上10階建て、延約1万5,000平方メートルの比較的大きなオフィスビルとなります。
完成後、順次旧社屋からの移転を進めていましたが、
2020年11月30日に完全に移転しました。
改めて、移転完了した新しいJR西日本広島支社ビルと、
旧社屋で確認した動きをあわせてご紹介します。
前回の状況です。
(青:現社屋、赤:新社屋建設地)
2020年11月、完全移転!
2020年春に建物は完成していたJR西日本広島支社。
11月30日に従来の社屋からの移転が完了したようです。
従来のビルから比べると近代的ですね。
もみじのワンポイントは広島駅構内の装飾にも見られるものです。
エントランス付近。
車寄せには立派な大型の庇が設けられています。
解体に着手!?広島駅真正面、エキキタの旧社屋
広島駅北口のペデストリアンデッキから、旧社屋を。
本当に真正面です。すでにペデストリアンデッキも2本伸びています。
中央デッキから近づいていきましょう。
なんと!植栽の撤去が始まっているではありませんか!!
建物に人の気配はなく、移転も完了しているので業務をしている雰囲気もありません。
読者の方からいただいた情報によると、一部の建物を除き解体工事にすでに着手しているとのことです。
跡地活用についてはこちらの記事の情報が当初からあったので、予定通りといえば予定通りですね。
北側から広島駅方面を振り返り。
エキキタエリアの一等地です。
市街地とは反対側ですので、日常的に賑わうような商業施設向きではありませんが、これから巨大化を続ける広島駅と直結したこれ以上ない立地。オフィスやホール・会議場、展示場こそ相応しいのではないかと思います。
JR西日本にとっては、まずは南口の駅ビル新築が中国エリアにとってのビッグプロジェクトであるため、大きな動きが出るのは2025年春の完成以降になるのではないかと思っていますが、非常に楽しみなプロジェクトです。
跡地活用についてはこちらの記事もぜひお読みください。