JR西日本広島支社の旧社屋は今年度解体へ 暫定活用しながら再開発を検討

JR西日本は、広島駅北口の旧広島支社の建物について、
一部を2021年度中に解体することを正式に明らかにしました。

JR西日本広島支社は、西側に約350m離れた自社敷地内に2020年春に新社屋を完成させ、11月から稼働しています。
ただし、すべての建物を解体するわけではなく、全6棟ある旧社屋のうち中央の2棟は残し継続使用します。

解体した建物の跡地はJR西日本が賑わい創出のため暫定的に開発を行い、
再開発の検討を引き続き行っていくことも明らかにされました。

JR西日本は、広島駅北口にある同社広島支社を移転させ、跡地を数年かけてオフィス・商業などの機能を持つ施設に再開発する方針を明らかにしています。 移転先の新しい広島支社は、現在

 

【JR西日本】:旧広島支社の建屋撤去工事について


(上記資料より)

 

【中国新聞】:JR広島支社、旧社屋4棟を21年度解体 「エキキタ」再開発検討

 JR西日本広島支社は15日、広島市東区二葉の里地区にある旧社屋6棟のうち、使っていない4棟を2021年度中に解体する方針を明らかにした。残る2棟もっていた敷地北側の3棟を取り壊す。5月下旬に工事を始める。同支社は22年度以降、この4棟の跡地の暫定利用を開始する予定でいる。

 現在も使っている敷地中央部分に並ぶ2棟は、東区上大須賀町の現社屋に機能を移すまで残す。

 駅北側ではオフィスビルや商業施設、ホテルなどの建設が相次ぐ。蔵原支社長は、旧社屋跡地の暫定利用や、その後の全体の再開発について「広島の玄関口にふさわしい、にぎわい創出の拠点となるよう県市や経済界と議論して決めたい」と強調した。

 一方、新型コロナウイルス感染拡大に伴うJRの厳しい経営状況を念頭に「慎重に議論と検討を進める」と述べた。跡地売却の可能性については「現時点で否定も肯定もしない」とした。

(上記中国新聞HPより)

 

JR西日本は、広島駅北口にある同社広島支社を移転させ、跡地を数年かけてオフィス・商業などの機能を持つ施設に再開発する方針を明らかにしています。 移転先の新しい広島支社は、現在

 

最新の現地の状況です。

 

 

仮囲いも設けられ、正式に解体することがアナウンスされました。

ただ、一度にすべて解体をするのではなく、
敷地中央に位置する2棟は継続使用するようですね。
あと5年程度は使用した後に取り壊す予定とのことです。

 

支社ビルについて、当初(もう8年前…)は商業やエンターテインメント機能を検討すると話していましたが、
コロナを始め情勢が大きく変化していることから、一旦白紙にしてこれから検討をし直すようですね。

コメントでも頂いておりました。ありがとうございます。   今日の中国新聞で、JR西日本は広島支社ビルや鉄道病院のある二葉の里地区社有地に 新しいオフィスビルの建設や文化施設の誘致な

 

ここは広島駅に残された最後の一等地でしかもまとまった広さがありますから、
展示場のような広域から人を集められる施設をお願いしたいです。
背後はすぐ山であり、目的を持って来てもらう施設が向いているでしょうから、ありきたりな商業施設や広場単体で作っても賑わい創出は難しいと思います。

情勢が情勢だけにすぐ開発されないのは仕方ないですが、時間がかかってでもここは慎重に検討を重ねるべき場所だと思います。
コメントでも頂いておりましたが、ただでさえ広島駅南口の再開発という莫大な投資を行っている最中なので、
新駅ビルが完成して、駅業務機能を駅ビル内に戻した後に本格開発に移るというシナリオにも納得できます。

 

気になるのは”跡地売却の可能性については「現時点で否定も肯定もしない」”との一文。
コロナ禍で減収となっているJR西日本にとって、不動産価格がまだ高いうちに売却して現金化するのも選択肢の一つではありますよね。。
解体が完了した2022年度以降は跡地を暫定利用しながら、賑わい創出に向けて跡地利用を検討するとしています。
コロナ情勢を見極める期間であり、賑わい創出に向けた将来の用途・可能性を探る期間となることから、
今後5年の暫定活用は結構重要な期間になるような気がします。

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