広電公式YouTubeが新しい宮島口駅の内部を公開 駅舎移転まもなく

広島電鉄は、広島県や廿日市市が進める「厳島港宮島口地区港湾整備事業」の一環として、
広電宮島口駅の移設工事を行っています。

宮島口地区では港湾を新たに埋め立て、2020年2月に新しいフェリーターミナルと商業施設「etto(エット)」がオープンしました。
それまでみやげ物販売を担っていた「もみじ本陣」(広電宮島ガーデン運営)の跡地を活用して、新しい駅舎が整備されています。

いよいよ開業日の2022年7月2日が迫ってきました。

このブログでも工事着手から2年以上進捗を追いかけており、新しい駅舎を利用するのを心待ちにしているところですが、
広島電鉄が開設した公式YouTubeチャンネルにて、新宮島口駅の内部を紹介した動画が公開されました。

一足早く、内部の様子を見てみることにしましょう。

 

当ブログでの前回の工事の状況です。

世界遺産の島「宮島」の玄関口となる対岸の宮島口地区では、広島県・廿日市市・広島電鉄が共同で「厳島港宮島口地区港湾整備事業」を進めています。 港湾を新たに埋め立て、2020年2月に

 

 

早速ご覧いただきましょう。

 

本題に入る前に、広電もこうしてSNSを活用した企業PRを本格的に行うようになりましたね。
若手社員の方を抜擢してレポートしているところにも、イメージアップの努力が伺えます。
公式Twitterも昨年開設されました。

 

  • 新たな発車メロディを宮島口駅用に作成

これまでの宮島口駅は特にメロディはありませんでしたが、今回の新しい駅舎では宮島の和の雰囲気に合わせた全く新しいメロディを作成したとのこと。早く聴いてみたいですね。

 

  • 駅名標や路線図は黒を基調としたシックな風合いに統一

昔のフェリーターミナルやもみじ本陣があった頃とは一転、モノトーンな雰囲気に統一されました。宮島のテーマカラーはやはり大鳥居の朱色。それを引き立たせるためにも、エントランスをあえて無彩色にするのは非常に良いコンセプトだと思います。5200形グリーンムーバーApexにも用いられているモノトーンな色調、個人的には大好きです。

 

  • ホーム上にはカウンターを兼ねた背もたれを設置

テイクアウトした飲み物などを電車の待ち時間で楽しめるようにした工夫です。ちょうどいい大きさですね。

 

  • 将来整備される駅前広場と降車ホームが一体化

 

  • 立体駐車場の開業はもう暫く先

 

一部をピックアップしてみました。
新しい試みの多い駅舎となりそうです。
広電では市内線だけでなく、大型の連接車両でも順次全扉からの乗り降りが可能となるサービスを始めました。
これにより、これまでの駅舎にあった広電唯一の集中改札も廃止されるようですね。
利用方法を統一する意味でも、今後の駅に改札を設けることは無いと思われます。

案内方法など、ここで取り入れられるコンセプトは、25年春の開業に向けて工事が進む広島駅の新駅舎にも取り入れられるはずなので、
そういった視点を持ちながら、新しい駅舎を見るのも面白いかもしれません。

 

移設される新しい広電宮島口駅は、2022年7月2日(土) 14時頃の開業予定です。

当日は線路切替工事のため、JA広島病院前~広電宮島口駅間が代行バスでの運転となります。
詳しくは公式HPをご確認ください。

【広島電鉄】:広電宮島口駅および軌道を移設し、7月2日(土)より新駅を供用開始します

 

宮島口地区港湾整備事業 広電宮島口駅の移設 2022.06(Vol.20)

 

以前私もやりがちでしたが、YouTubeのサムネイルを安っぽいデカ文字にしない方がいいんじゃないかな…

 

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