広島県庁舎敷地有効活用事業 2024.09(Vol.1)

広島県は、中区基町の県庁敷地内を民間企業に貸し付け、「新たな魅力拠点」とすることを目指す、「広島県庁舎敷地有効活用事業」を進めています。

プロポーザルの結果、事業者は近隣の基町クレドやひろしまスタジアムパークで実績のあるNTT都市開発を代表とする企業グループに決定し、2024年4月から工事を始めました。

既存の「県庁の森」と繋がる芝生広場と2棟の木造商業施設を新設しテイクアウトのフードやドリンクを提供するほか、
東側には平面駐車場も新設します。

2025年春の開業予定です。

 

 

計画の概要

【NTT都市開発】:広島県庁敷地で新たに商業施設および芝生広場の工事に着手

【広島県】:広島県庁舎敷地有効活用事業について

完成イメージ
(広島県『広島県庁舎敷地有効活用事業について』(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/13/kenchousya-rikatsuyou.html)より)

 

商業施設の建築工事が進む

基町クレドの商業施設「パセーラ」から計画地を望みます。

 

 

「パセーラ」もNTT都市開発が管理運営する施設です。
導線の延長線上には「広島ゲートパーク」や、エディオンピースウイング広島を含む「ひろしまスタジアムパーク」が点在しており、
相生通りよりも北のラインでの一体的な賑わい創出が期待されます。

 

国道54号鯉城通り沿い、駐車場だったエリアで建設されている商業施設です。

 

木造平屋建ての建物が2棟建設されます。
目の前の空間は芝生広場となり、テイクアウトしたフードやドリンクが楽しめる憩いの空間演出を目指します。
紙屋町バス停が目と鼻の先にあり、バス待ち客の利用も狙います。

 

庁舎側から見る商業施設。

 

 

鯉城通りを挟んでNTTクレドがそびえます。
かつて、そごう新館だった建物は、既存の部分と合わせて”新生パセーラ”として、
2025年度以降に新たな商業施設をオープンさせる予定です。

 

旧そごう新館は体験型複合商業施設へ NTT都市開発

 

県庁の敷地の東側に周りました。

現在の平面駐車場と、画像左奥の税務庁舎敷地の建物は
解体されまとめて平面駐車場になる予定です。

 

このエリアと先程の商業施設エリアを結ぶ、
県庁の敷地を東西に貫く動線も整備され、一帯の回遊性の向上を図ります。

(NTT都市開発『広島県庁敷地で新たに商業施設および芝生広場の工事に着手』(https://www.nttud.co.jp/news/detail/id/n26725.html)より)

 

市道を挟んで県庁の東側の敷地では、地上31階のホテル・オフィス複合タワーを含む、
基町相生通地区市街地再開発事業が進行中。10月にも着工します。

その南側では、NTT都市開発もメンバーに加わる
八丁堀3・7地区市街地再開発事業も、現在具体化に向けて調整が進みます。

 

紙屋町と八丁堀をつなぐ、広島県庁舎敷地有効活用事業は、
2025年春の開業予定です。

 

【事業中】基町相生通地区第一種市街地再開発事業

 

広島八丁堀3・7地区再開発 イメージパースが公開!施設配置も明らかに

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