菓子博のメイン会場となる旧広島市民球場跡地に面する、原爆ドーム前電停の東西の軌道の芝生化する工事が完了しました。
前回はちょうど1ヶ月前にレポを書いています。
電停の西側・本川町寄りの方から見てみます。
先月掘り返されていた軌道が芝生で綺麗に埋まりました。
驚いたのが両側に設置された緑のポールです。
この話は少し長くなるので最後に回します。
電停の東側です。この原爆ドーム前-紙屋町西の区間には上下線をつなぐ渡り線が原爆ドーム前を出てすぐの所にあるのですが、
ここは芝生化されず、紙屋町西との中間あたりが整備されました。
こちらにもポールが設置されました。
さて、この軌道と車道を分けるポール、
サイドリザベーション化された宇品地区は除いて、広電でこのような形が取られたのは初めてではないでしょうか。
自動車の芝生進入を防ぐのが目的かと思われますが、
芝生軌道でなくても交通量の多い通りでは、このポールを設置したらどうかと思います。
まあそれはそのまま「センターリザベーション」になるのですが。
(参考→【MAKOTO’s HOMEPAGE「LRTと路面電車のページ」】:LRT・路面電車のための用語集)
ポールがあるだけで軌道は十分なスペースを確保でき、安全性も高まればスムーズな運行にも繋がります。
特に交差点で右折しようとする車を路面電車追い越す場面。
車の方が電車に気づいている場合でも路面電車は十分に速度を落として慎重に追い抜きます。
信号待ちはもちろんですが、乗っていてこれがかなりストレスを感じるんです。
このポールを使ったセンターリザベーションをうまく活用して右折車両がいても安全にスムーズに運行できるようになればいいのにと思ったので、話が脱線気味ですが書いてみました。
もちろん路面電車軌道は警察・消防などの緊急の通り道となり得ることは承知ですがとりあえず抜きにして考えました。
相生通りは6車線ある大通りですし、軌道無しの6車線の道路なんて全国にいくらでもあるわけですから、
“何が何でも確保しておかなければならない”とはあまり思わないのですがね。
最後におまけです。1000形ピッコロ号を原爆ドーム前から。
ひと月経った今でも一般市民の注目を集めていました。
ところでいつになったらLEDの電光掲示板の到着案内が、江波直通9号線に対応するのでしょうか。。
もう一つおまけです。
原爆ドーム前電停の目の前にある「広島マツダ大手町ビル」が、
今年の10月から1年半の工期をかけて改修工事を受けるそうです。
旧広島市民球場と向かい合う形で、1階にカープファンで有名な方の喫茶店があった建物ですね。
(マツダのビルだとは知りませんでした(笑))
高さは51.5mあるんですね。
■追記(2013/03/27)
コメントで教えて頂きました。
マツダ大手町ビルの改修は、建物の上に増築して階数を増やす工事だそうです。