広島南道路・西部ランプ付近を見に行ってきました。
話題になった巨大アーチの架設工事のレポ以来ですので、約4ヶ月空いてしまいました。
↓その時の記事
広島南道路(広島高速)建設工事 【西部地区】 2013.05 巨大アーチ架設!
今回は写真の枚数を絞りきれなかったのでアーチが架設された橋りょう部と、西側の西部ランプ部分とを分けてレポートしていきます。
西部地区(商工センター)の対岸となる観音地区の最新の様子はこちらです。
広島南道路(広島高速)建設工事 【観音地区】 2013.05 2つのアーチが架設された太田川
ということでまずは東側観音地区とを結ぶ太田川橋りょうをピックアップしていきます。
庚午橋西詰南下していきます。
1級河川の太田川放水路に綺麗に2連アーチが取り付けられていますね。
こうしてみるとアーチの高さは意外と低いなと感じます。
少し近づきます。
アーチ端部の橋脚のアップです。繋がるにはまだ少し至りませんが橋脚から橋桁がかなり長く張り出してますね。
よく見てみると既にアーチ部からの吊材で桁が支えられていることが分かります!
道路としてはもちろんまだまだですが、構造物としてはこのアーチは機能し始めました。
反対側から。
近づきまして橋梁部全体です。
この南道路にかぎらず、建設中であるからこそのこの壮大さ、無骨さにとても惹かれます。
対岸に目を移すと、仁保まで続く高架が見えます。
広島ヘリポート(旧広島西飛行場)の高さ制限を受けるため、この部分の高さがグッと抑えられているのがはっきり分かりますね。
傾斜で落ち込んだ底の辺りは旧西飛行場の滑走路だった場所です。
まだ東京便があった頃からすれば信じられない光景かもしれませんね。
後半は橋の南側(河口側)からの画像がメインになります。
アーチ仮設の時も全景を撮った場所から。
完成してクレーン等が取り払われればかなり青空に映える橋になると思いますね。
車で通行するのもさぞ気持が良いことでしょう。
近くからです。
前回や前々回の記事をご覧いただければ分かりますが、それまでこの部分に橋と並行するように設けられていたクレーン用の桟橋が撤去されました。(画像)
撤去に伴い堤防の外側の歩行者通行止めが解除され、橋桁の真下まで行くことができるようになりました。
見上げるとびっくり!
上り線と下り線の間にこのような面白い試みがなされています。
アーチも含めたデザイン公募で採用されたもので当初からイメージは明らかにはなっていましたが、
【広島市】:最優秀案(株式会社エイト日本技術開発広島支店の作品)(191KB)(jpg イメージ)
(広島南道路太田川放水路橋りょうデザインの募集)
実際近くで見てみると少しだけ感動しますね。ここは桁部分が広島高速部分とは違いコンクリート製なのでこういった遊び心も入れやすいのですね。
しかもここには歩道が建設されることになっています。
平面部ができるまでの暫定利用ではありますが、河口側(画像右側)からU字型の橋脚の間を通りこちらの岸壁まで繋がるような構造です。
歩く人にとっても解放感を感じる空間となりそうですね。
この辺で西部地区・橋りょう編は以上です。
まだまだ目に見える工事が続く西部地区は目が離せませんね。
ランプ編ではこの護岸から西側のスロープ部分を紹介していきます。
広島南道路(広島高速)建設工事 【西部地区・ランプ編】 2013.08