先日いろいろな資料から、橋上化された新しい広島駅の姿を想像する記事を書きました。
この時書き残したことが少しあるので、もう一度妄想してみたいと思います。
今秋に部分供用開始、”新しい広島駅”を想像する
広島駅南北自由通路イメージ(広島市より)
JR広島駅は現在、
新しいコンコース建設に伴う駅機能の橋上化、南北自由通路、北口ペデストリアンデッキ、自由通路に面する橋上の店舗、
これらを設ける大規模な改良工事を行っています。
この内新しいコンコースは今年の秋にも使用開始となる予定です。
前回の記事では南北自由通路に関する内容が大半でしたが、今回はその新しいコンコースを中心に見てみます。
まず抑えておきたいのがこちら。
【広島市】:出店計画書の提出状況 > 建物配置図(広島新幹線名店街棟2階)(PDF, 264KB)
(上記PDF資料より)
広島市に提出された広島駅名店街(今回建設部分)の出店計画書です。
完成時、最終的にはホーム上のこれだけの範囲に人工地盤が建設されます。
現地の写真を元に今の時点で完成した建物の躯体をハッチングしてわかりやすくしてみました。
面積で言えば1/3程でしょうか。これだけでもかなり大きく感じますが、まだまだ橋上部が広がることが分かります。
おおむねこの範囲が今年の秋に使用できるようになるというわけですね。
乗り換え通路西側(岩国寄り)の縦に並ぶ3つの店舗と、その北西で新幹線口に接続する大きめの店舗は
一応工事には影響を与えないであろう位置にあるので、供用開始時点から何らかの店舗が営業を始める事も考えられます。
ここの壁がガラス張りだと大阪駅のように発着する列車達を見下ろす事が出来る空間になったのですが、
外側に管理用の通路があるのでそれは叶わなさそうです。
大阪駅の様子(ブレました。。)
一方で、乗り換え通路東側(岡山寄り)は今後工事で拡張される方なので、使用開始時に店舗スペースは閉鎖されていると思います。
9番のりば上空のトイレですが、約半分はまだ床しか作られていない状態なので、まだしばらくは使用できないのではないでしょうか。
9番のりば付近の様子(今月撮影)
さて、その乗り換え通路。
画像の通り、北側で新幹線口、南側で駅ビルのASSEと接続します。
資料にある縮尺スケールから、幅がどのくらいあるのかピクセル数を計測して推定してみました。
結果、
乗り換え通路の幅は約10mであることが分かりました。
だいたい見たら分かりますね(笑)
ちなみに15mとされている自由通路を図ると約16mだったので誤差の範囲で収まっていると思います…。
天井高はどれくらいでしょうか。
今回使用開始となる新しいコンコースを上から見ると、中央改札口から乗換通路にかけて天井がかなり高くなっているのが分かります。
(今月撮影)
乗り換え通路の高くなった天井が自由通路と同じ天井高だと仮定すれば、”最大で8mの高さがある”ということになります。
カナデさんがブログで掲載されている別のイメージ図を見ると、自由通路の天井の装飾「折り」と類似する何らかの装飾はあるようなので、実際にそこまでの高さにはならなさそうです。
【広島急行 梨羽支社】:広島駅自由通路・橋上駅内のイメージ図公開
幅10m、天井高5.4~8mのJR広島駅乗り換え通路。
大阪駅が幅12m、天井高6mなので、
広島駅もまずまずの広さは感じられるのではないでしょうか。
JR大阪駅乗り換え通路
以上、コンコースの予想をしてみました。
これらはあくまで私の妄想でありもちろん責任は取れませんので、よろしくお願いします。(笑)
ちなみに広島駅では、いよいよ橋上下部の天井に取り付けられる化粧板が姿を表しているようです。
ツイッターにて、小五郎さんに承諾を戴きましたので紹介させていただきます。
おぉ!ツルツルです。なかなか良いのではないでしょうか!
長方形に空いた穴にスポットライトタイプのLED照明が備わるとすれば、雰囲気は関西の拠点駅に近いものになりそうな予感です。
ちなみに岡山駅のホーム天井が分かる写真を。
このようにスリットがあるタイプとは異なることが分かります。姫路駅はこのようなスリットがあるタイプでした。
期待したいです。
広島駅は今後、このようなスケジュールを経て改良が進みます。
2014年秋に新しい乗り換え通路が開業し現在の跨線橋から機能を移管。
2015年3月に新幹線口増築が完了。ペデストリアンデッキが完成。
2017年度に自由通路の供用開始。
2018年度に橋上店舗の開業。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島橋上駅新築他工事 (南北自由通路・店舗増設)