広島橋上駅新築他工事(広島駅改良工事)は現在の跨線橋に代わって幅15mの自由通路を建設し、橋上駅舎と商業施設を新設する巨大プロジェクトです。
西側のコンコース部分は、今年秋に供用が開始されます。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島橋上駅新築他工事 (南北自由通路・店舗増設)
こちらは前回の様子。
広島橋上駅新築他工事 2014.07(Vol.36) 設備面など
この時のレポの後に、広島駅の姿を妄想(?)するこちらの記事も書いています。
今秋に部分供用開始、”新しい広島駅”を想像する
1番のりばから紹介していきます。現在の跨線橋から撮りました。
駅ビルASSEとの接続口に大きな変化はありませんでしたが、建物を覆っていた足場がますます外され外装が見えるようになってきました。
2番のりば上空です。
右手の空間は将来自由通路と繋がる中央改札になる予定ですが、コンコースの暫定開業のため仮の板で塞がれています。
この中央改札を通り1番のりばや駅ビルの方へ向かう通路には両側に広い窓が設置されているのが確認できますね!
この空間(1,2番線上空)は店舗等は無く、通路のみが線路上に渡されます。
しかし、画像中央下の左側(駅ビル側)に少しだけ伸びた鉄骨があり、将来はこちら側にも拡張できそうな構造にも見えます。(新駅ビルと一体化?広電との乗り換え口?)
上の画像で見える、1番のりばへの新しい通路の真下を、現在の1階入口専用改札口を入ってすぐのところから撮りました。
左上に写る階段はコンコースと駅ビルを繋ぐものです。
これまで駅員・乗務員さんがホーム西側にある事務室とを行き来する時には、上の画像に近い駅ビルのすぐ側を通っていました。
これが今回、工事のためかホーム側へ変わっているのが確認できました。
こちらは2番のりばから。
新コンコースから1番のりばに昇り降りする階段スペースに、ようやくエスカレーターが設置されたようです。白い布で覆われています。
そろそろ階段部分の外装も整ってきますかね。
すでに設置が済んでいる他ののりばのエスカレーターでは完成時の外装パネルが設置され始めました。
これは7,9番のりばのものです。
エスカレーターを上った先のコンコース。壁面の化粧板も確認できます。少々解りづらいですが。。
同じ7番のりばを4,5番のりばから眺めます。
新しいエスカレーターのパネルとともに、ホーム上部の変化にも驚かされます。
側面の横にスリットが入った目隠しはかなりの部分で設置が進みました。
この画像の通り、上空のコンコースから店舗・階段部分に移る所で、ホームの天井の高さが変わるようです。
天井の化粧パネルを取り付けるためのレールが大量に並びます。
柱の処理など。
天井を見上げていると、こういった柱類が何に使われるのか非常に気になります。
跨線橋の9番線上空から、新しいコンコースを眺めます。
完成時にはまだこちらに拡大するので、今は鉄骨がむき出しです。
やはりこちらの面の壁は仮の鋼板で塞がれています。
のりばへのエスカレーター上に設けられた三角形の天窓を見ても、今の跨線橋とは天井がかなり高くなることが分かりますね。
“天井が高くなる”ことがよく分かる画像をもう一つ。
広島駅東側にかかる愛宕陸橋から撮ってみました。
この陸橋と今の跨線橋とはほとんど同じ高さだと思いますが、背後に姿を現したコンコースはこれほど厚みがあるのかと改めて感じました。
このまま新幹線口屋上に移動します。
新旧のコンコース。今年秋には乗換通路の機能が奥の新しい方に移行される予定です。
パノラマ。
建物の外観のほぼ全てが見えるようになりましたね。
コンコースの真上から。
中央改札口と乗り換えコンコース部分の天井が4~5mほど高くなっています。
その部分へ窓がずらりと配置されていますから、確かに照明いらずで明るさは確保できそうです。
今回は以上です。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島橋上駅新築他工事 (南北自由通路・店舗増設)
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レポート、ブログ更新お疲れ様です。
いつも興味深い情報を提供して頂き感謝致しております。
広島駅構内の工事が想像以上の進捗状況であることに対して、非常に驚きの眼で拝見しています。
広電の駅前大橋線への移行に伴う駅ビルの建替報道からの駅構内の工事のスピードが、駅前大橋線計画決定へのスピードを遥かに上回っており、商業施設を伴う駅前B・Cブロックと時を競っている感があり、テナントの誘致など駆け引きも水面下では激しくなっているのかも知れませんね。確かに、駅ビル建替にも上手く適用出来るように設計しなければ、二度手間となり、無駄が多くなるので非常に悩ましいところだと思います。
広島駅を中心に各路線を色分けするなど、矢継ぎ早にJR西日本が広島駅を市内中心部への乗換駅としてではなく、駅及び駅周辺そのものを集客の中心へと移行させる為の施策を打ち出しているように見えます。
駅前福屋が出来てからは、JR沿線の住民は市内中心部まで出掛ける必要がなくなったとの声もよく耳にします。
その一方では市内中心部に高層マンションが続々と建っており、人口分布にも変化が進みつつあり、事態は更に混沌としてきており、今後の展開に注目したいと思います。
愛宕陸橋からのアングルは盲点だった。
比較が解り易くて素晴らしい記録写真です。
いや、これは広島駅の当時の歴史を残す貴重なアングルの一枚になったと思います。
これは今後、新コンコース供用開始、旧跨線橋が解体された時、自由通路が出来た時、
最終的な完成を迎えた時と、定点観測で写真を残したら如何でしょうか。
それにしても、今の跨線橋からしたら新しい方が2階建てに見えるwww
天窓分高い位かな~って勝手な想像してたが、何が何が。
お久しぶりです。いつも取材、ご苦労様です。とても楽しみにして待っています。
駅ホームの方も着々と工事が進んでいるようですね。頭上の板がどんな意匠の物になるのか楽しみ半分、不安半分です。(できれば岡山駅よりは凝ったもので…)
ホーム天井からぶら下がる柱たち、気になりますね。ツイッターに上げられた写真では看板かと思いましたが、どうやら配線が仕込んであるようです。SUNTRASの噂もありますが、その類いでしたらうれしいですね!
いよいよコンコース部分の暫定供用までわずかですね。残念ながら野球のペナント中には間に合いそうにないですがね。ここはカープにもう一度奮起してもらい日本シリーズまで行けるように巨人、阪神、中日を攻略してほしいです。日シリ開催の10月~11月にはコンコースが供用してそうですからね。多分…
でもあの昭和のノスタルジックさが残る広島駅が今の時点でもコンコース下部分だけ見ても新大阪や尼崎のような駅ホームになりそうで今から期待が膨らみますね。
今の連絡コンコースは只のホームとホームや新幹線口を繋ぐ橋の機能しか果たしてませんが、新コンコースは鯉党さんが取り上げているように商業施設(多分ハートイン(セブン)などが入るのでしょうが)やこれまでは1番乗り場まで行かないと無かったトイレも備えているということで利便性はコンコース供用だけでも改善されそうです。
気になる支柱などは噂ではアーバンで運用している運行管理システム導入か?ということみたいですが来年からは227系第1次導入、白島開業、その後ATS-M(正式にはATS-Dwとか)やCTCセンター移築などシステム面でも改良が進んでいくということなので、大都市にふさわしいシステムを広島にも導入するのでしょうか?
来年の今頃には全く広島といい意味で感じさせないターミナル駅としての顔が見えてきそうですね。盆に帰省した人がアッと驚く広島駅になっているのでは
2018年の全面開業時はどうなっていることやら。そのころにはカープも今以上に毎年優勝争いできる(常勝軍団という言い方嫌いなので)になっていればいいですね。
>タミーさん
ありがとうございます。
現時点でも目まぐるしく変わっている広島駅ですが、駅前大橋線やそれに伴う駅ビルの改良、郵便局、北口の支社ビルなどまだ数年間は大きな変化がありそうです。
広島駅の立場は今とはかなり違うものになりますね。
>blkさん
ありがとうございます。新旧のコンコースが同時に見られるのも今のうちですね。
新しい駅舎は歩道橋から見ると手前に拡大してくることになるので今後も撮り続けていこうと思います。
連絡通路の部分は本当に高い天井になりますね。
自由通路と同じだと仮定すれば11mくらいあるのでしょうか。楽しみです。
>tasshuさん
お久しぶりです。
岡山駅が良くない訳ではありませんが、新しいぶん少し凝ったものになってほしいですよねw
運行管理システムは本当に噂レベルですが導入されればありがたいですね。今年は無理でも18年の完成時に導入されてくれれば…
>Inajiさん
今でも遠征してこられた方の中には、駅と駅前の変化に気づいている人もおられるかも…
確かに、コンコース上に店舗ができてトイレができて…
これだけでも大きな変化ですね。
さらに新システム導入で列車の案内もより細かく丁寧になるとすれば素晴らしいです。
車両も新しくなりますし、ようやく広島の順番が回ってきたという感じですね。
あとはカープが優勝すれば…
"自由通路と同じだと仮定すれば11mくらいあるのでしょうか。楽しみです。"
と書きましたが、
8mの間違いでした。(自由通路の天井高最高部と同じと仮定)
えっ! コンコースが8m?。
設計図での自由通路の幅は15mから察するに10mくらいかなと思っていました。
現跨線橋の幅は狭いと感じているのですが、同じくらいの幅になるのでしょうか。
店舗もあるようですし、ゆったりした幅をゆっくり歩行できるようになればよいのですが・・。
コンコースができる秋が楽しみではありますね。
>yasuさん
天井高のことですよ。連絡通路の幅はおっしゃるとおり10mほどになると思われます(^_^)
店舗に加え電車を見下ろす事ができる窓のようなものがあれば楽しい空間になりますね。
広島駅の変貌、楽しみです。
細やかなレポートも、ありがとうございます。
実は今日仙台に行きました(通過でしたが、少し途中下車しました)。
仙台駅も何やら工事中の様子で、やはりホームの上に鉄骨が伸びておりました。
気になって検索してみると、どうも改築の模様でした。
広島と同じように、自由通路や商業施設、それにホテルまでのっかるようです。
イラストで見ると、天井が透明っぽい様子で、何だかすごそう。
元々、仙台駅はでかいペデストリアンデッキがあちこちに伸びて、立派な駅前ですし、駅前にもビルが建ち並び、大都会の様相です。
空港直結の鉄道から望む、仙台市内の高層ビル群も圧巻でした。
大袈裟かもしれませんが、アメリカの都市景観に思えたりします。
並び方が立体的なんですよね。
広島は平和大通りに一列に並んで、少し平板に感じます。ポツン、ポツンと建っているので密度もイマイチ。(高速3号から、立体的に見えるポイントがありますが)
それと、仙台の高層ビルはオフィスが目立ちます。
高層ビルがマンションばかりでは、デザイン的にやはり単調な気がします。
すみません、駅のことから脱線して長々と書いてしまいました。
広島駅も広電が乗り入れると、見違えるんでしょうね。
たびたび書き込みしてすみません。ウザいと思わないでください。
旅を続けています。
昨夜、秋田駅に着いたのですが、これまた驚きました。
新幹線開通に伴い変わったのでしょうが、どーんと幅広の自由通路が貫通しています。
それだけならともかく、その通路が駅前を横断して、向かい側のアーケード街まで伸びていました。
それもドームのように屋根、壁付きで。
やはり北国ならではの防雪、防寒仕様といったところでしょうか。
写真が載せられないのが残念です。
広島もそこまで行かずとも、南口から伸びて行くペデストリアンデッキが整備されればいいのですがね。
玉長一郎さんこんにちは>
仙台駅に立ち寄られたのですね、仙台の超高層ビルはガラスを多用した
デザインのビルが多く、駅周辺に散らばっているため、そう感じるのでは
と思います。
市街地のビルは低層でも、横長の幅が広いビルが多いため、街並みが
とても整っています。
駅構内は東北新幹線開業以来の大リニューアル中で、街に面した正面の西口と
楽天の球場がある東口を結ぶ自由通路や、駅構内の線路上に建てる駅ビル
などの複合開発で、ちょうど広島駅で行われている改造工事と並ぶ変貌を
遂げつつあるようですね。二つのプロジェクトを比べるとまた面白いです。
http://sendai-watcher.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-39e9.html
秋田駅も新幹線駅ですから、結構大きな建物が目を惹きます。
ぜひ引き続き東北旅行を楽しんできてくださいませ。
>王長一郎さん、むーばすさん
仙台駅は自由通路の拡張と東口の再開発が行われているんですよね。
自由通路には大屋根がかかるようです。
http://www.uit.gr.jp/members/thesis/pdf/honb/411/411.pdf
ようやく橋上化する広島駅の一歩も二歩も先に行っているように感じてしまいますね。。
ガラスカーテンウォールのビルが多いのも羨ましいです。
駅前を整えて、広島も追いつけ追い越せでまちづくりを進めて欲しいですね。