今月のCブロック地区の解体状況です。
広島駅南口Cブロック地区市街地再開発事業は南口広場の東側の区画に計画されている大規模再開発計画です。
地上11階の商業棟と地上46階の住宅棟が建設される予定です。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅南口Cブロック地区市街地再開発事業
前回1月の様子がこちら。
広島駅南口Cブロック地区解体工事 2014.01(Vol.3)
まずは南口広場から北側の線路沿いを進んでいきます。
建物の数がかなり少なくなっているのが分かります。
この辺りは今回集中的に作業機が入って解体作業が行われていました。
Cブロックの最も東側の角です。
まもなくこの辺りも解体の工事が行われるのではないでしょうか。
Cブロック地区の東側を南へ進みます。
この辺りも解体が進んでいますね。
奥にはBブロックの大型クレーンが見えています。
振り返って線路の方向です。
Cブロックの住宅棟が建つのがこのアングルですね。
高さ163.07m、地上46階・地下1階のタワーマンションとなります。
広島駅の方へ戻ります。Bブロック前から全体を見てみました。
ここから見る限りでは看板などがそのままのためそこまで大きな変化はまだ感じませんね。
それでも右奥の元パチンコ店の建物が解体に入っています。
さて、今回の一番大きな話題はこちらでしょうか。
Cブロック南面の大州通りに面した薬局店です。
【広島ホームテレビ】:Cブロックで営業の2店舗に強制立ち退き期日通告 (以下転載)
再開発工事が進む広島駅南口Cブロックで、広島地裁は現在も営業する2店舗に対し強制的に立ち退きさせる期日を通告しました。こちらの薬局では、18日午前中、広島地裁の執行官が訪れ、強制執行を行う期日を伝えたということです。解体が進む広島駅南口Cブロックでは、補償費などで再開発組合と折り合いがつかない5店舗が、今も営業していて広島地裁が明け渡しを求める仮処分を決定していました。広島地裁は18日、期日を過ぎても立ち退いていない2店舗に対し、今月27日に強制的に立ち退きを行うことを決めました。店舗の男性は「苦労して借りてきた場所だからもう曲げる気はない。不法的に占拠しているかはわからないけど、もうちょっと理由を聞いてくれてもいいのでは」と話しました。再開発組合は、「事業は遅らせられない。引き続き交渉はしていく」とコメントしています。
広島地方裁判所は今月18日、明け渡し期限を過ぎても営業を続ける2店舗に対し
今月27日に立ち退きの強制執行を行うことを通告しました。
この話題についてはコメントでたくさんいただいておりましたが、レポ更新と合わせたかったので遅くなってしまいました。申し訳ありません。
この薬局は以前お話を聞かせていただいたお店です。
Cブロックを歩く。計画の進展など
その時から再開発ビル内での営業場所が決まっていないことが一番の問題だとおっしゃっていたので、
“お金ではなく営業場所”という張り紙の主張は一貫していると言えると思います。
しかしながら、このホームテレビのニュースは今検索して初めて見ましたが、立ち退き対象のお店の店主自らが
「苦労して借りてきた場所だからもう曲げる気はない。不法的に占拠しているかはわからないけど、もうちょっと理由を聞いてくれてもいいのでは」
とおっしゃっているではないですか。
この方は地主ではなく借家人です。
極々一般的に考えての話ですが、借家人が主張できる範囲を超えていませんか。
家主(権利床を取得する地権者)と借家人の間のレベルの話だと思うのですが。
「広島の玄関はどこにでもあるありふれた街並みに変わります」という文もありますが、多くの市民にとっては今の広島駅の玄関はそれ(ありふれた街並み)以下の印象しかありませんよ。
はたから見ればイメージを落としているのは新ビルのテナントや事業者ではなく、ヘルシー美鈴(DRUG MISUZU)さんあなたでは。
もう少し詳しくはツイッターの方に書きます。
強制退去は明後日27日の午前10時から執行されるようです。
バリケードも張って対抗すると書かれていますが、両者ともにどうかけが人だけは出ないことを願いたいです。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:広島駅南口Cブロック市街地再開発事業