「スタートラム広島」は、日本生命と広島電鉄がそれぞれ所有する2棟のビルを取り壊し、
一つのオフィスビルに再開発する共同プロジェクトです。
相生通りの立町電停前に2018年1月、地上16階建て、高さ約80mの複合オフィスビルが竣工します。
【URBAN HIROSHIMA 街づくりデータベース】:(仮称)広島八丁堀共同プロジェクト
【広島電鉄】:(仮称)広島八丁堀共同プロジェクト新築工事着工 新ビル名称は「スタートラム広島」に決定
先週、6月分の更新を行いましたが、撮影後になり相生通り(電車通り)側の足場類が外されメインの外観が見えるようになったとのことで、この週末に再び行ってまいりました。
梅雨に入っていますが、天気がいい日が続いてありがたいです。
前回の更新です。
今回は逆から紹介しましょう。
八丁堀の福屋百貨店前から。
先週末、半分ほどまで足場が外された状態でしたが、
この通り、低層部を残してほぼ全体が見えるようになりました!
正面付近から。
一言で言うとデカイ!
足場に覆われていた時に比べ、外観が見えるようになったことで、感じるビルの大きさがかなり変わります。
この縦横比を持ったビルは広島にはなかなかないですね。
ファサードをもっとじっくりと。
張り出した部分がバルコニーのように見えますが、出入口はほとんど見当たらず、日常的に出入りするような空間ではないようですね。
いわゆる犬走りの部分のために、あまり”近代さ”が映えないのが少し残念に思います。
環境対策として、室内の気温上昇を抑制するために、今後はますますこういった犬走りや庇によって少しセットバックしたオフィスビルが増えるのでしょうか。
窓ガラスはほとんど床から天井まで繋がる大きなスクリーンなので、内側からの開放感は十分あると思います。
低層部の店舗部分、来店型オフィス部分は、セットバックせず建物の外側いっぱいまでガラスになっているのが確認できます。
立町電停側から。
この巨大な立方体すべてが業務機能を担うわけですから、オフィス不足が深刻な広島の市場で大きな注目を集めているようです。
紙屋町・八丁堀のさらなる昼間人口の増加にも寄与しますね。
南東側から。
隣のぽっかり開いた朝日会館跡地が逆に目立ちます。
解体されてもう5年以上動きがないですね。
スタートラム完成後に建物内に戻るであろう、近畿日本ツーリストの仮店舗が営業しています。
県庁に至る、紙屋町側の路地から撮影。
りそな銀行やお酒の「やまや」などが入る、「NBF広島立町ビル」のガラスカーテンウォールに、スタートラム広島が反射しています。
建設地から真西にあたる、広島市水道局の建物付近から。
やはりここからでも存在感がありました。
天気が良かったので、この相生通りでも有数の高さの「スタートラム広島」がほぼ上棟した今、
“お城”からどんな景色が見えるのかと思い、広島城に行ってきました。
ビルの姿が見えると思いきや、県警本部などが入る「広島県庁東館」と被ってほとんど見えませんでした。。
「スタートラム広島」は2017年11月末完成予定です。
次回、広島城からの眺望を特集します!
広島駅南口再開発が完成して変化した広島のスカイラインをお楽しみに。