日本有数のビル群、梅田・中之島周辺を街歩き。『梅田スカイビル空中庭園』など

今年の8月に大阪に行きました。
三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットまで「SUPER GT」の観戦のため、あちらの方面に行ったついでだったので、
宿泊も兼ねてほんの少しですが、私が大阪で見たかったものを見てきました。

そのうちの一つ、「マツダブランドスペース大阪」は以前こちらで紹介しています。

8月下旬の話になりますが、休日を利用して大阪に行ってきました。 とは言っても旅行のメインは大阪ではなく、三重県の鈴鹿サーキットでのモータースポーツ観戦でした。 国内のカテゴ

今回は主にビルです!

まずはこちら。

【梅田スカイビル】

大阪駅ノースゲートビルディングから撮影したものです。
以前も取り上げた「梅田スカイビル」。
1階のショールームに入居するのが、「マツダブランドスペース大阪」です。

8月下旬の話になりますが、休日を利用して大阪に行ってきました。 とは言っても旅行のメインは大阪ではなく、三重県の鈴鹿サーキットでのモータースポーツ観戦でした。 国内のカテゴ

 

せっかくですので、屋上の展望台に登ってみました。
実はいつも外観を見るだけで、登ったことはありませんでした。

【公式】:梅田スカイビル 空中庭園

下から見上げるスカイビル(イーストとウエスト)。
改めて、こんな建築物よく造ったものです。これを考えた発想がまず凄い…。
今外国人観光客にかなり人気のスポットになっているそうで、
このインパクトを見せられると納得です。

 

専用エレベーターで一気に最上階へ登ります。
料金は大人1人、1000円です。

下から見上げていた、最上階でビルを繋ぐ部分。なんという迫力でしょうか!
エレベーターを降りると、この画像に見えているチューブ状の空中エスカレーターを通り、ロビーに至ります。

 

さらに階段を登り、ビルの最上部となる「空中庭園展望台屋上」へ。

 

一気に空が開け開放的な空間に出ました。高さは約173mです。
ビルの間を円形に結ぶ通路はまさに「回廊」ですね。

 

南側の梅田の超高層ビル群。

 

この密集感は凄いですね。
高速道路がビルの中を貫通する、あの有名なビルも見ることができます。

こうして都市に旅行に行くたびに色々な展望台に登ることがありますが、
展望台としての見応えがあるのは、このくらいの周りの高層ビルと同じくらいの高さの施設ではないかと思っています。

以前登った「あべのハルカス」(高さ300m!)。

あべのハルカスは近畿日本鉄道(近鉄)がデベロッパーとなって、大阪市阿倍野区へ今年3月に竣工した超高層ビルです。 高さはビルとして日本一高い300m。 地上60階・塔屋1階・地下

あらゆるものがミニチュアに見えて、まるで空撮しているかのような感覚ももちろん素晴らしいですが、
今回の梅田のビル群など、街のエネルギーを感じられるこのくらい(100~200m程度)が個人的には好みです。

展望施設を持った高層ビルは広島にあったらいいもののベスト3に入ります(笑)

 

東側。

大阪駅北口一帯に整備された「グランフロント大阪」のビルが並びます。

先日改良されたJR大阪駅の様子を紹介しました。 【関西シリーズ】総事業費2100億円!JR大阪駅・大阪ステーションシティ グランフロント大阪は、大阪駅の北口に広がる梅田貨物

 

北側です。

 

都心部からは離れていくことと、伊丹空港のある方角なので、高い建物があまり無く平野が広がる様子がよく分かります。

淀川を渡る鉄橋。阪急の京都線、神戸線、宝塚線の3路線が並走する姿が見られてよかったです。

 

屋上を後にし、ベンチやカフェが設けられている40階の展望フロアへ。

 

このベンチはGOOD!
大きな窓から普通に見るのとは少し違った見下ろすような景色が面白いです。

大阪駅の北側、このスカイビルとの間に挟まれた広大な土地「うめきた」エリア。
元々貨物ヤードだったこの土地ですが、再開発の第1期として先ほど紹介した「大阪グランフロント」が2013年に開業しました。

 

第2期エリアは、現在事業者を決めるコンペが進められているところです。
超高層のオフィスビルやホテル、住宅が建てられた第1期(グランフロント)とは異なり、中央に4.5ヘクタールもの公園を設け、緑を中心とした賑わいづくりを目指しています。

 

事業には、この跡地を通る東海道線支線を地下化し、「JR北梅田駅(仮称)」を整備することも含まれています。
すでに開削工法により広い区間で地下のトンネルを掘る工事が行われていました。
今年5月に自治体・事業者間で建設の合意された、「なにわ筋線」の整備と合わせ、梅田(大阪駅)と関西国際空港の距離がグッと縮まります。

地区の街びらきは2024年以降になる予定です。

 

さて、梅田スカイビルで結構時間を使ってしまったので、急ぎ足でその他プロジェクトを見てきました。

一旦、大阪駅の南側に回りました。

【大阪駅南広場】

広島駅と同じタイミングで、駅前広場ロータリーの再整備が行われています。
サウスゲートビルディングの東側に路線バスのターミナル、西側にタクシー乗り場という構成に集約されました。
バスシェルターのすぐそばに適度に緑が設置されているので気持ちがいいですね。
広島駅北口に設置するにはスペースが足らないです…。

 

サウスゲートビルディングからのビルペデストリアンデッキも整備されています。

 

欄干、上屋に至るまでガラスが多用されており、「お金かかってるなー」という印象。さすがです。
通路の真ん中に、セメントでできた「大阪ステーションシティ」全体のオブジェがありました。
こういうのカッコいいですよね。一家に一台ほしいです。←

 

移動しました。

【中ノ島】(中ノ島フェスティバルタワー)

 

2枚目の画像の左が「中ノ島フェスティバルタワー」。高さ198.96m、地上39階。
右が「中ノ島フェスティバルタワー・ウエスト」。高さ199.27m、地上41階。

約200mのツインビルです。はい。
迫力が半端じゃない!
ガラスカーテンウォールに覆われた外観は、角がアールになっており、かなり未来的なデザインです。大樹のようです。

フェスティバルタワーには、2700人収容の「フェスティバルホール」、
フェスティバルタワー・ウエストの33~40階には外資系高級ホテルの「コンラッド大阪」が入居しています。

 

朝日新聞大阪本社のビルを再開発したこのプロジェクト。
朝日、といえば、広島にも立町あった朝日会館が解体され、何年も駐車場なったままです。
跡地が面するのは広島の目抜き通りの相生通りですから、早期の再開発計画が待たれますね。
規模は真似できないですが、フェスティバルタワーのようなホテル、オフィス、ホールといった複合施設ができればベストです。

 

その他、中ノ島の画像を。

文字通り、ビルの壁ですね。

 

東側から。

ビルのボリューム感がもの凄いですし、河川と緑のマッチングも良いですね。

大阪も広島も「水の都」
広島には公共空間である河川にオープンテラスのカフェを常設するなど、先進的な事例も行ってきました。

賑わい創出のための大きな強みとして、大阪に負けないよう先進的な取り組みはこれからも拡大してほしいと改めて思ったところです。

 

 

大阪レポート2017はこれで以上です。

今回は実質半日くらいの短い観光でしたが、やはり都市も人もエネルギッシュな街であることを実感しました。
またじっくり訪れたいですし、鉄道博物館もできた京都にも足を伸ばしたい…。

 

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