『あべのハルカス』 日本一のビルの展望台へ

あべのハルカスは近畿日本鉄道(近鉄)がデベロッパーとなって、大阪市阿倍野区へ今年3月に竣工した超高層ビルです。
高さはビルとして日本一高い300m
地上60階・塔屋1階・地下5階、延床約35万3000平方メートル(タワー館・ウィング館含む)という驚くべき規模のこの施設は、
近鉄の百貨店や飲食店、オフィスや「大阪マリオット都ホテル」、さらには美術館まで様々なテナントで構成されます。
【あべのハルカス】:フロアガイド

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なんと表現して良いのか分からないほど”大きい”です。
私の場合、高さよりもこの敷地いっぱいにバカでかいものが立っている感じというか物量感のようなものを先に感じました。

最初の画像は最初の画像はJR天王寺駅側となるビル北東から、2枚目の画像はビル南西から撮影しています。
こちらは北西から見上げたものです。

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大まかに分けて低層部・中層部・高層部の3段になっているこのビルですが、それ以上に外壁が複数の面で構成されており見る角度によって形が変わります。
巨大過ぎるのと面が複雑すぎて全体のビルの形がいまいちイメージできません(笑)
しかもこれだけのビルのファサードのほぼ全てがガラスで覆われています。
総事業費760億円と言われる建設費も頷けます。

いよいよこのビルの目玉でもある展望台「ハルカス300」へ上ります。
ビルの最高部となる58・59・60階に設けられた展望台です。
【あべのハルカス】:ハルカス300(展望台)

入場料は当日券で大人1500円です。さすがにいい値段がします。
私が訪れたのは10時半位でしたので想像していたよりは並ばずにチケットを購入出来ました。
予め料金を支払ってほぼ並ぶこと無くチケットを引き換えできる「日時指定券」なるものもあるようですが、そちらの場合は通常料金に500円が加算されます。

入場ゲートは16階にあります。

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2階の入口からここでエレベーターを乗り換える感覚ですね。チケット確認もここで行います。
エレベーターはここ16階から到着階の60階までノンストップ。わずか50秒しかかかりません。
うまく撮影はできませんでしたが、スケルトン仕様の天井やLED照明による演出にまず感動しました。

到着です。

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もちろん全てガラスカーテンウォールが採用されて開放的な空間です。

60階まで中央部の2層分が吹き抜けとなっており、58・59階とも自由に行き来することができます。

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58階の「天空庭園」から。地上300m近い上空の空気を直接味わえます(笑)
上の回廊になっている所が60階です。

58階の反対側から。

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ヘリポートに建物の最高部300mを表す表示があります。
60階の回廊の床で288mだそうです。

このような屋外のテラスですと、とても地上300m近くにいる感じがしません。

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よくこんな施設を作ったものですね。本当に素晴らしいです。

景色をじっくり見ていきましょうか。
一番見ごたえのありそうな北側です。

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一体どこまで見渡せるんでしょう(笑)
手前の緑地は天王寺公園です。動物園や美術館があるそうです。
画像中央上付近に超高層ビルが数えきれないほど密集している地域が大阪駅周辺の「梅田」地区です。

望遠。

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奥(北)に向かって並ぶ「グランフロント大阪」や中之島フェスティバルタワー等を見下ろしています。

天王寺公園の西側には大阪のシンボルの一つ「通天閣」も確認できます。

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梅田周辺とは対照的に、ここからですと探さないと分かりません。

もう少し西側には「京セラドーム大阪」が。

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東側です。

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塊上の雲が広い平野に影を落としています。こんな空撮のような画が撮れるとは…

東側目下にはマンションが立ち並びます。

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ガラスを多用しバルコニーの目立たないワタシ好みのビルは「シティタワーグラン天王寺」。
はるか下に見下ろしていますが、これでも高さは161mで43階建ての分譲マンションです。(Wikipedia
こういう外観のマンションが広島でも増えてくると嬉しいのですが。

このビルのすぐ隣を通る線路が近鉄南大阪線です。まさにこのあべのハルカスと一体になった「阿部野橋ターミナルビル」(大阪阿部野橋駅)から発着しています。

右奥から左に向けて貫く線路がJR阪和線です。
近鉄線と交差していますが、その手前(天王寺駅側)でも複数の立体交差が見られます。

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画像右奥へ伸びていくのが阪和線、左奥へ伸びるのが大阪環状線の線路です。
最も上空を通る道路は一般道のようです。

最後に南側を少しだけ。

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画像右奥に長居陸上競技場が確認できます。現在はネーミングライツにより「ヤンマースタジアム長居」と呼ばれています。
手前には阪神高速14号線が街を貫きます。さすが大阪です。

展望台「ハルカス300」からの画像は以上です。
以下少し付け加えます。

エレベーターを降りて入場ゲートと同じ16階に戻りました。ここにも屋外の庭園が設けてあります。
一応ここからの風景も撮ってみました。

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落ち着きますね(笑)
実はここ16階でもすでに80mくらいの高さがあります。

同じ16階のタワー棟内です。

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17階へのエスカレーター付近です。17階はカフェとオフィスフロアへのエントランスとなっています。
2層吹き抜けになっておりとてつもない高級感を感じます。
大阪でも屈指のハイグレードオフィスなだけありますね。

最後はあべのハルカスの西側に接する「阿倍野筋」を歩道橋から撮りました。

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ここは大阪府に唯一残る路面電車「阪堺電気軌道」の上町線が通ります。
もともと中央の電柱が建つ[軌道+片側1車線ずつ]の道路だったようですが、西側へ大規模な拡幅工事が行われていました。
拡幅した方には2011年にオープンした大型商業施設「あべのキューズモール」が立地しており、通りの西側と東側で30年くらい時代が違うような感覚でした。
もちろん最終的には電柱・電線の地中化は行われるものと思いますが、路面電車の軌道も含めてどのような配置になるのか非常に興味深いです。

以上、日本一高いビルとなった大阪の新たな観光スポット「あべのハルカス」のレポート・感想でした。
高い所が好きな私にはかなり楽しめました。

1/4くらいの高さでいいので広島にも展望施設のあるビルが欲しい(笑)

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