広島駅から山陽線・宮島口方面(R線)に2駅のJR横川駅に、
ついに到着列車の詳細放送と、ホーム上でのLED発車標が設置され運用が開始されました。
コメントでも教えていただいていました。ありがとうございます。
JR横川駅は可部線が分岐する乗換駅で、中心部とを結ぶ路面電車や南北各方面及び西風新都への路線バスも乗り入れる利便性の高い駅です。
JRの1日の乗降客数は3万人を超え県内では広島駅、福山駅に次ぐ3番目に利用者の多い駅となっています。
今年4月に高架下店舗の退店を取り上げた時に、
「なぜこれだけ多くの利用者がありながらいつまでも案内が不十分なのか」ということを書いていました。
なお、ほぼ同じタイミングで海田市駅でもLED発車標と詳細放送の運用が開始されたそうです。
今回は代表として横川駅を紹介します。
前回4月に取り上げたときから変化したのは、
・階段を上がったホーム上にLED発車標が設置
(1番のりば、2・3番のりばはそれぞれ、各方向の階段を上がった2箇所ずつ、5・6番のりばは方面別に別れ1箇所)
・列車到着時、通過時の詳細放送開始(新白島駅等と同様)
1番のりば、山陽線の宮島口・岩国方面のホームから。
階段を上がった見やすい場所にこの通り設置されています。
実は1ヶ月以上前から機器そのものは設置されていましたが、長い間「調整中」の紙が貼られ稼働していませんでした。
同じ1番のりばの反対側の階段付近。
ここは新幹線高架橋を支える支柱が近いため、ここには設置されていません。
設置場所はその支柱の先を少し進んだこのあたり。
横川駅1番のりばでは、画像右側の擁壁部分が少し拡張され、広くなりました。
続いて2・3番のりば。
ここは島式ホームですが、列車が発着するのはほぼ全て3番線です。
発車標は1箇所につき1機のみで矢印で3番線の情報であることを示していました。
列車の到着時、通過時はもちろん赤字での警告を行います。
可部線が発着する5・6番のりばへ。
可部線ホームはこの画像の階段を上がった付近の1箇所のみです。
こちらも島式ホームですが、それぞれ可部方面と広島方面で行き先が異なるので方面別に発車標が設置されています。
これまでのホームで共通していえることは、
当然ながら乗車位置案内を両数ではなく三角印で表示している事。これは評価できます。
しかし、新白島駅では発車標と一体で付属していた時計がありません…。(画像)
また、広島駅に行きたい時に、”山陽線と可部線はどちらが早いか”という情報は、この発車標からは分かりませんね。
関西の駅では、統合した時刻表を表示して、異なるホームから発車する場合は「○番のりば」という情報を付け加えて表示させていたと思います。
取り付けられたことはありがたいですが、充実しているとはまだ言えません。
ちなみに改札口の様子はこの通り。
こちらの発車標は以前のまま更新されていませんでした。
北口改札も以前から変化はなく、発車標すら設置されていない状態です。
掲示板の文字と腕時計を見比べないと、広島駅にどちらが先に着けるのかが分かりません。
今回、この発車標の設置と案内放送の開始で少しずつはサービス改善が行われてきたのは評価したいです。
このまま一歩ずつでも改善が進む事を期待したいです。
ホーム上のサイン類が古いことも気になります…。
さて、今回は南口の変化についても少し紹介したいと思います。
改札を出て右手側、地元スーパーのフレスタの手前に中国JRバスが所有していた土地に新しい複合施設ができています。
以前まではコインパークとして利用されてきたところです。
「タリーズコーヒー」とネットカフェの「フタバ@カフェ」が入るようです。
10月26日(木)オープンとのこと。
【フタバアットカフェ】:10/26(木)横川店(新館)オープン!!
実はこれに似た施設がすぐ近くに今年完成しました。
南口駅前広場と対面する南西側の角。
記憶している限り数十年の間空き地になったまま、コインパークとして利用されていました。
今年に入り、1階にファミリーマート、2~3階にネットカフェ等の「快活クラブ」が入る施設が完成しました。
規模や構成が中国JRバス用地にできる施設と非常に似通っていますね。。
住宅や事務所、飲食店が集まる広島の「元祖副都心」ともいえる横川の一等地には、少し物足りなさを感じざるを得ません。