広島カープの本拠地、「Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(通称:マツダスタジアム)」(正式名称:広島市民球場)は、
2009年3月の完成から数えて今年で10年目となりました。
オープンエアーの内外野総天然芝、
全面的にMLBの「ボールパーク」の要素を取り入れ多種多様な座席種を用意し、
野球観戦の新たな楽しみを日本にももたらした広島が誇るスタジアムです。
新球場開業以降、観客動員数の動員とともにカープの成績も徐々に向上。
晩年Bクラスだったチームは2016年、25年ぶりのリーグ優勝を果たしました。
翌2017年も実力を見せ、2連覇を飾りました。
昨今のカープの強さ、そして「カープブーム」と、このマツダスタジアムは切っても切れない関係にあると思っています。
カープ球団は、この5月25日~27日の対中日ドラゴンズとの3連戦において、
マツダスタジアム開場10周年記念イベントを開催しました。
非常に特徴的なイベントだったので、ご紹介します!
記念イベントは、松田元オーナーが目をつけたポルトガルのお祭り「傘祭り」と「紙花祭り」をマツダスタジアムで再現しようというもの。
【広島東洋カープ公式サイト】:マツダ スタジアム開場10周年記念イベント 明日から開催!!
なぜポルトガルのこのお祭りに決まったか、という理由についてはこちらのコラムに詳しく書いてありました。
【J SPORTS】:傘の花が幻想的に開く、マツダスタジアム10周年イベント
早速、西側広島駅方面からのプロムナードの様子から。
プロムナードの入り口からすでに傘が吊るされているのが確認できます。ワクワク!
これは凄い・・・
数千本の色とりどりな傘が頭上に並ぶ光景は、壮観の一言!!
今年のマツダスタジアムは、「インスタ映え」しそうなものをコンセプトにフードやオブジェ、座席などが改良されました。
まさにこれも「映える」光景となっており、多くの人があちこちで写真に収めていました。
プロムナード中間にはこのような区間も。
模様が入った透明の傘。影を楽しむために、わざわざ白いフェンスまで設けられています。
残念ながら日曜日のお昼は晴れてはいますが、快晴までは行かない空模様。
昨日はもっとはっきりカラフルな影が現れていたようです。
傘祭りは、ポルトガルのアゲダ市で毎年行われている有名なお祭りです。
傘には一つ一つ「AGUEDA × Carp」と文字が入っています。
現地に行ったのは日曜日の14時頃。
言わずもがなこの日も満員で、ここから見えるパフォーマンスシートにもぎっしり観客が入っています。
3万人の観戦客に加え、テレビや新聞等でも大きく取り上げられたため、私のような、”チケットはないけどこのイベントを見に来た”という人も2~3000人はいたのではないかという感覚です。
入場ゲート付近。
プロムナードの入り口から約200mに渡ってここまでずっと続いています。
広島駅南口方面を。
超高層ビルとの異色の組み合わせ。
もう一つのお祭り会場である正面玄関付近に向かいます。
こちらもポルトガルのカンポマイオール市で行われている「紙花祭り」を模したものです。
花でできたトンネルの下へ。
こちらも素晴らしいです!(笑)
何千個いや何万個あろうかという紙花。一つ一つ手作りだそうです。
行灯があることで、日本らしさが出ています。
この3日間、晴れてよかったと心から思いました。
しばらく写真を撮ったり散策したりしましたが、スタッフに至るまで訪れている人々が皆、笑顔だったのがとても印象的でした。
敵地としてやって来られた中日ファンの方々にも楽しんでもらったのではないかと思います。
(終盤の逆転勝利でしたし…(T_T)
ちなみに、空に並べられた傘はセリーグ6球団の色がそれぞれ揃っていることにあとで気が付きました。
3日間しか見られないのがもったいない・・・。もうあの光景が見られないのは寂しい。
そう思うくらい良かったです。
マツダスタジアム10周年に華を添える素晴らしいイベントになったと思います。カープ球団、ありがとう!
次の10年も感動を与え続ける「夢の器」であってほしいです。