広島駅ビル、建て替えのため20年春閉店へ 一角の『フタバ図書』もついに再開発か!?

1月31日の日経新聞によると、広島市とJR・広電が計画している広島駅南口の再整備について、
駅ビルの営業は2020年春までとし解体工事に入るとの情報が報じられました。

2019年秋には北口1階の旧「広島駅新幹線名店街」跡に、デパ地下を連想させるような惣菜・食品売り場を開き、自由通路開業以降進めた新たな店舗開発「ekie」が全て開業します。
売り場面積は約1万平方メートルとなり、建て替え工事で休止する駅ビルの機能を補います。

また、南口広場に隣接する「フタバ図書GIGA広島駅前店」については、
昨年よりイズミが所有権を手放しており、「再開発するとみられる」と報じています。

【日本経済新聞】:変貌する広島の街 駅ビル、再開発で20年春営業終了

JR西日本は20年春に駅ビル「ASSE」(アッセ)の営業を終える。駅の再開発の総仕上げである駅ビルを建て替えるため、春以降に建物を解体する。先に19年秋をめどに駅の北口にある商業施設「ekie」(エキエ)は1階西側にデパ地下を連想させるような、総菜や食料品売り場を開く。完成すればエキエ全体の売り場面積は1万平方メートルとアッセに並ぶ。建て替えに5年程度かかるためエキエで補完する。

新駅ビルは飲食や買い物のほか、宿泊や娯楽の機能も検討するなど、駅のあらゆる利用客が楽しめる空間を目指す。駅ビルの建て替えと連動して周辺施設も解体したり移転したりする。

イズミが2000年まで広島駅前店として営業し、現在はフタバ図書(広島市)が入居している広島産業センタービルは、18年11月に所有者が組合員からなる「広島市産業センター商業協同組合」から広島市内にある2つの不動産会社による共同所有に移った。駅から広島東洋カープの本拠地、マツダスタジアムに続く「カープロード」の起点として知られている。耐震性に課題があり、組合が売却を検討していた。再開発するとみられる。

(上記WEBサイトより一部使用)

内容整理のため前回の報道時の情報の再掲と合わせまとめます。

  • 広島駅南口の再開発は、当初の計画より1年遅れ2024年度完成、供用開始を目指すことに
    • 2018年度中に広場の空間づくりについて整備方針をまとめ、2019年度実施設計へ
    • 2019年春にも広場や新駅ビルのイメージを公開
    • 2020年春に現在の駅ビル「ASSE」の営業を終了し、以降解体に着手(NEW)
    • 新駅ビルは飲食・買い物の他、駅のあらゆる利用客が楽しめるよう、娯楽や宿泊機能も検討(NEW)
    • 完成後は、南北自由通路からそのまま2階レベルで南口再開発ビルのエールエールA館やエキシティ広島(エディオン蔦屋家電)までそのまま移動可能に
  • 広島電鉄は駅ビル2階に乗り入れる路線の系統を見直し
    • 発着が同じで紙屋町・八丁堀を経由する路線は、新たに設ける市内循環線との重複区間が多いため見直し
    • 広島駅~広島港の路線は残すが、他の路線の再編も検討
  • 広島駅周辺の景観に配慮し、電力供給のための架線を張らず路面電車にバッテリーを搭載し自走
    • 超低床車両を生産する三菱重工業や近畿車輛、東洋電機と開発を進める
    • 車両の屋根に搭載する小型で軽量な蓄電池の開発急ぐ
    • 椋田社長「新駅ビルに乗り入れるのに、景観を損なわないように」
  • 「フタバ図書GIGA広島駅前店」は耐震性に課題がある
    • 昨年11月に流通大手のイズミから別の不動産会社2社(広島市)による共同所有になっており、再開発の可能性(NEW)

位置図。

 

いよいよ広島駅ビルASSEの営業終了の話が出てくるようになりました。
2019年度に新駅ビルの実施設計を行うことが報じられていたので、妥当なスケジュールです。

新駅ビルには、娯楽や宿泊機能も検討されているようですね。新たな都心の玄関口にふさわしい機能として、これは朗報です。
お金と時間を消費してもらう娯楽施設として希望したいのは、やはりシネマコンプレックスです。
広島で映画を見るといえば、現状はほぼ郊外SC一択になっています…。
ホテルは現在建設ラッシュ状態ですが、これらがすべて完成したとしても、
部屋数は他の同規模の都市に比べて少ないというデータがニュースで示されていました。
駅直結のホテルは利便性も高いですから、幅広い層が使えるミドルクラスのホテルがいいでしょう。

 

現在広島駅の周辺では「ekie」開発や、JR西日本広島支社の移転、「ホテルヴィアイン」の北口への移転など、
JRの複数のプロジェクトが動いていますが、並べてみると実は駅ビルの建て替えと密接に関係していることがわかります。

年表にまとめてみました。


(2019年1月時点、管理人まとめ)

商業の面では、ASSEと同等の面積を誇る「ekie」を開発し、駅ビル建て替え中の商業機能を補完します。
また、現在の駅ビル内にあるJRの鉄道業務機能は、建て替え中の新支社ビルに移転し、
新駅ビルの建て替え用地に含まれる「ホテルヴィアイン広島」は、同じく建て替え中の北口自社敷地に移転。

まるでパズルのように、広島駅の全面リニューアルはこれからまだ5年以上続くことになります。

これに並行して、南口広場の西側では東郵便局の再開発、東側ではフタバ図書のビルの建て替えが進められる見込みとなれば、
まさに広島の街は玄関口も旧市街も「大変貌」です。

今後も新情報があればご紹介します。

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