せんだいメディアテーク 2019.05 『杜の都』に開かれた交流の場

以前お伝えしているように、先日のゴールデンウィークを利用して、東日本へ行ってきました。
仙台市は人口およそ108万人の政令指定都市で、ブロックの中枢都市として広島と比較的都市規模が近い仙台市は以前からとても興味があり行ってみたいと思っていました。

これまでに、生まれ変わった仙台駅のレポートを行っております。

以前お伝えしているように、先日のゴールデンウィークを利用して、東日本へ行ってきました。 第一の目的地は東京で、既にいくつか記事を更新しております。 https://ab-h
JR仙台駅は、1日には約18万人が利用する巨大ターミナルです。 JRの他に、仙台市営地下鉄の南北線と東西線が乗り入れ、仙台駅を中心に東西南北を結んでいます。 駅の2階レベル
JR仙台駅は、1日には約18万人が利用する巨大ターミナルです。 JRの他に、仙台市営地下鉄の南北線と東西線が乗り入れ、仙台駅を中心に東西南北を結んでいます。 駅の2階レベル

 

今回の記事は、タイトルの通り、「せんだいメディアテーク」に行ってきたレポートです。

【公式】:せんだいメディアテーク

「せんだいメディアテーク」は仙台市が2001年に開設した複合文化施設です。
仙台市民図書館やギャラリー、イベントスペースで構成される区民センターのような位置づけですが、
鉄骨チューブを柱とする全体の構造や通りの木々の緑を取り込む全面ガラス張りの外観など、建築物として非常に大きな特徴を持った施設です。

 

まずは、「せんだいメディアテーク」が面する「定禅寺通り」です。

都心にいることを忘れさせるほどの豊かな緑です。中央分離帯は歩けるようになっており、街歩きが楽しくなりますね。
仙台にはこの他「青葉通り」でも豊かな植栽が整備されており、「杜の都」と呼ばれる所以になっています。

 

そんな「定禅寺通り」の木々に溶け込むように、ガラス張りの外観が見えてきました。

 

 

通りと施設の調和が素晴らしいですね。公共施設として市民に開かれたものであることを象徴付けています。

 

通りのエントランスから中に入ってみました。GWの祝日でも空いていて助かりました。
なお、館内の撮影には受付での申請が必要です。規則を守り、空気を読んで撮りましょう。

撮影許可とバッジ代わりに胸元に貼るシールを渡され、館内をお邪魔します。
受付の方の対応も慣れたもので、こうして他所から施設を見に来る人が多いんだなと実感しました。

 

1階は多目的に使えるギャラリーですね。

 

この建物最大の特徴である「チューブ」です。柱の代わりにこのチューブが建物を支えます。
チューブの中は、エレベーターであったり、階段があったり、吹き抜けになっていたりと色々な用途で使われています。

外の緑が直接見えるのもいいですね。

 

2階はライブラリーと、3・4階は市民図書館になっています。

 

チューブ一つが占める面積は大きいですが、数自体は少なく、柱の少ない開放的な空間を実現できています。
これは調べ物や勉強が捗りそうですね。

ふと、広島市中央図書館を思い出しましたが、ここに比べるとギュウギュウですよね…。
老朽化も進んでいますし、旧広島市民球場跡地活用及びサッカースタジアム建設と合わせて、中央公園の再編・ブラッシュアップも本気でお願いしたいです。

 

スタジオ等のある7階で撮影。

 

建物自体で、国内外から人が集まる理由がよく分かりました。
広島も歴史的価値のある「遺産」だけでなく、こうした現代の技術で造り開かれた建築はもっとあっていいと思いました。

ただし、とにかくお金をかければ良いわけではありません。後で分かったのですが、「せんだいメディアテーク」の建築費は驚きの130億円だそうで…(+_+)
マツダスタジアムより高いです。

いい経験ができました。「定禅寺通り」の画像をおまけで載せておきます。

 

 

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