JR西日本は、駅のホームの安全性向上のため、管内の主要駅で可動式ホーム柵の設置を進めています。
昨年10月、広島駅新幹線ホームも設置対象であることが明らかになりました。
JR西日本管内では、新神戸駅、岡山駅に次ぐ設置となります。
発着列車の本数が多い、11番のりば(博多方面)と14番のりば(東京方面)が対象で、
11番のりばは2020年度中、14番のりばは2021年度中に施工される事となっています。
各社報道により、6月17日未明から設置工事が始まったとの情報を得たので、
急遽本日、入場券を買って立ち寄ってみました。
【Yahooニュース】:JR広島駅 「可動式ホーム柵」の設置工事
公式のニュースリリースはこちらです。
【JR西日本】:新たに5駅10のりばにホーム柵を設置します
(1)設置箇所
山陽新幹線 広島駅 11番のりば・14番のりば(2)諸元
・高さ:約1.35メートル
・最大開口(開閉ストローク):約5.7メートル
・柵延長:1のりば当たり約400メートル(3)使用開始時期(予定)
・11番のりば(博多方面):2020年度
・14番のりば(東京方面):2021年度
早速、博多方面の11番のりばへ。
ありました!端の方から設置していくのかと思いきや、ホームのほぼ中央部分です。
躯体は新神戸駅や岡山駅と同じものかと思われます。
白く塗装されているので、非常にスッキリと、清潔感がありますね。
【株式会社ヤマシタ】:山陽新幹線ホームドア|施工事例
その隣には制御装置がありました。
こうなっているとは、初めて見ました。
もともとホーム監視用のモニターやチャイム装置など、駅員・車掌がドア開閉などを扱う場所です。
取り付け開始初日の本日の時点で、設置済みの箇所はこの画像地点のみです。
報道によると、11番のりばだけで、合計33の柵が取り付けられるとのこと。
今年冬(2020年冬)までに稼働開始予定のようです。
同じ11番のりば(博多方面)で、ホームの東の端(東京側)には、これから設置される予定の躯体が用意されていました。
長い開口幅を実現するための頑丈そうなスクリーンです。
東海道新幹線区間や九州新幹線区間では見慣れたものでしたが、いよいよ広島駅にも導入が始まります。
14番のりば(東京方面)でも、2021年度中の稼働開始を予定します。
以上、速報でした。