祝竣工!テレビ新広島 新社屋建設事業 2020.11(Vol.3) エントランスの様子など

地元放送局のテレビ新広島は、1975年の開局当時から使用している現社屋の老朽化に伴い、
同社敷地内で社屋の建て替えを進めています。
建物本体は、2020年6月に竣工しました。

新社屋は災害時においても放送機能を維持できるBCP対策として免震構造が採用されるほか、3mの浸水にも耐えられる計画です。

広島と平和の象徴である「折り鶴」をイメージした外観で、
新社屋での放送は2021年2月からとなる予定です。

前回の状況です。

新型コロナウイルスの新規感染者数はひとまず落ち着きを見せるようになりました。 緊急事態宣言の解除、及び休日を含む外出自粛要請の解除に伴い、 当ブログでは三密を避け、「新しい生活

 

国道2号の出汐交差点付近から近づいていきます。

 

 

【テレビ新広島新社屋

高さ 35.44m
階数 地上6階
用途 テレビスタジオ
構造 鉄骨造、免震構造
敷地面積 5,687.67平方メートル
建築面積 1,759.36平方メートル
延床面積 8,286.50平方メートル
着工 2019年2月
完了予定 2021年9月30日(放送設備の施工を含む)
建築主 株式会社テレビ新広島
設計者 清水建設株式会社
施工者 清水建設・中電工業共同企業体(JV)

冒頭に書いたとおり、建物としては今年6月に竣工となりました。
現在は隣接する現在の社屋から機材の移転や放送設備に整備を行っていると思われます。

 

外観は前回5月の更新時点でほとんど完成していました。
広島駅と同じく「折り鶴」をイメージした三角錐の造形が各所に用いられており、最上階のテラスの上屋にもそれが見て取れます。

 

エントランス部分は前回施工中で全体が仮囲いに覆われていました。
後ほど目の前まで行ってみます!

 

正面から東側へ。

 

 

高さ35mはおそらく建物の軒の部分まで。アンテナを含めるともう少しありそうです。
金属のルーバーはこのくらい離れてみると不規則な縞模様を見せ、綺麗です。

 

 

さて、初めてお目にかかります、完成した1階エントランス部分です。

 

これ、カッコいいです(笑)
完成イメージにあったものが忠実に再現されています。
白いパネルが翼を広げたように見えますね。

 

エントランスは全面ガラス張り。

 

非常に開放感がありますが、
広島駅北口に完成した広島テレビ新社屋とは異なり、一般の人が利用できる施設ではありません。

 

東側。

 

植栽が設けられています。
基礎免震構造なので、地震の時に建物全体が揺れ動くバッファーゾーンになります。

 

見上げると金属のルーバーがよく分かります。

あえて不揃いにしているのが面白いです。

 

南東側へ。

 

現在の社屋が間近に隣接しています。
移転が完了すれば更地になり駐車場かなにかに利用されることになると思われます。

 

見事完成したテレビ新広島「TSS」の新しい社屋は、2021年2月から新社屋での放送を始めます

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