新型コロナウイルス再拡大により、広島県・岡山県にも緊急事態宣言が再度発令されました。
これを受け、当面の現地取材は原則避け、過去の未公開ストックを活用して、ブログ更新を続けていきます。
なお本記事は緊急事態宣言前に取材を行った内容になります。
広島市中区宝町の「日本たばこ産業広島支店」跡地に、60m級・20階クラスの建物の建設が集中して行われています。
地場マンション供給会社である株式会社スペースウィングの、19階建て賃貸マンション2棟が2018年3月に竣工、
OI.CAPITAL株式会社(福岡市)の、20階建て賃貸マンション2019年に竣工しました。
さらに、スペースウィングによる20階建て分譲マンションと19階建てホテルの建設を進めています。
前回の状況です。
ちょうど、駅前通りを挟んで「ヒルトン広島」とは真向かいに位置するのが、旧「JT(日本たばこ産業)跡地」です。
(2,3枚目は4月撮影)
敷地の端となる一番北側で建設中だった20階建て分譲マンションと19階建てホテルはほぼ完成した状態でした。(3枚目の画像では一番手前、路地に面した建物がホテル、その隣が分譲マンション。)
ホテルはやはり昨今の状況からか、オープンはまだ見送られており、内装の仕上げを行っていました。
60m級が5棟、100m級が1棟と、すでに高層ビルの密度が高まっているこのエリアですが、
さらにもう1棟60m級が加わる事がわかりました!
JT跡地の宝町ではなく、ヒルトン広島を建てている富士見町で、駅前通りに沿って南側にヒルトンという立地です。
【(仮称)広島市中区富士見町計画】
高さ | 60.00m 59.50m(軒の高さ) |
階数 | 地上20階 |
用途 | 共同住宅・駐車場・駐輪場 |
住戸数 | 76戸 |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
敷地面積 | 818.27平方メートル |
建築面積 | 540.88平方メートル |
延床面積 | 8,044.77平方メートル |
着工 | 2022年1月5日 |
完了予定 | 2024年2月29日 |
建築主 | 広島電鉄株式会社 三菱地所レジデンス株式会社 JR西日本プロパティーズ株式会社 |
設計者 | 株式会社U建築設計事務所 |
施工者 | 株式会社鴻池組 |
ヒルトンのレポートでも写っている自転車のカナガキの北側の狭い敷地になります。
ここにに60mのビルが建つの!?と疑いたくなるほど狭いです。数字を見ても建築面積540平方メートルはかなり小さい部類ですね。
目の前の交差点の向こうには「フジグラン広島」が位置します。
フジグラン広島に5月14日、ヤマダ電機「テックランドフジグラン広島店」がオープンしました。
都心に近いこの店舗への出店。背景には皆様ご想像の通りかもしれませんが、「LABI広島」が閉店を余儀なくされることがあると考えられます。
「LABI広島」の入る「八丁堀の天満屋広島八丁堀ビル」は老朽化が進んでおり耐震基準も満たしていないことから、建て替えが予定されています。
本来は昨年夏にも解体着手される予定でしたが、検討に時間を要しているとの理由から、2021年9月に延期されていました。
この記事ではここまでに留めておきますが、都心一等地のビルの建て替え。詳細が明らかにされるのを待ちたいですね。