広島市中区宝町の「日本たばこ産業広島支店」跡地に、60m級・20階クラスの建物の建設が集中して行われています。
地場マンション供給会社である株式会社スペースウィングの、19階建て賃貸マンション2棟が2018年3月に竣工、
OI.CAPITAL株式会社(福岡市)の、20階建て賃貸マンション2019年に竣工しました。
さらに、スペースウィングによる20階建て分譲マンションと19階建てホテルの建設を進めています。
前回の状況です。
保健所前交差点から。
いつ見ても迫力ある並び。
右から「CLUB ORIENT BLD No.123」(OI.CAPITAL)、「ウイング宝町セカンド」、「同サード」(スペースウイング)、
そして建設中の分譲マンションとホテル(スペースウイング)という並びです。
躯体はすでに最上階まで上棟しており、ビルのシルエットは確認できるようになりました。
【(仮称)宝町5番ビル C棟】
高さ60.00m(軒高59.50m)、地上20階
用途:共同住宅、住戸数:138戸(うちワンルーム形式:86戸)
敷地面積:793.69平方メートル
建築面積:435.00平方メートル
延床面積:6,990.00平方メートル
着工:2019年3月1日
竣工予定:2021年1月15日
建築主:株式会社スペース・ウィング
外観も足場越しに少し確認できます。
分譲マンションは賃貸と酷似していますね。あまりお金はかけていないようです。
ホテルも外観が少し見えてきています。
【(仮称)宝町5番ホテル】
高さ60.00m(軒高59.95m)、地上19階
用途:ホテル(客室数:203室)
敷地面積:785.79平方メートル
建築面積:435.00平方メートル
延床面積:7,350.00平方メートル
着工:2019年3月1日
竣工予定:2021年1月15日
建築主:株式会社スペース・ウィング
駅前通りを挟んで向かい側は「ヒルトン広島」の建設現場になります。
ヒルトンの建設現場を通して見るJT跡地のマンション群。
建設中の2棟は今月が竣工予定時期でしたが、コロナ等の影響があったのか、
まだ足早クレーンまでも残っているので、若干遅れそうです。
これ僕ふと思ったんですが、20階クラスの細い建物が数本、しかもギッシリ並んで立ってるってのは他の地域では見られないんじゃないですかね。
迫力はあるのかもしれないですが、見栄えはしないですよね。
ホテルは歓迎だが、マンションはお腹一杯。広島にはオフィスビルは需要ないのかな。広島駅前のKITTEぐらいしかない。
>マイバッハ氏
この立地でオフィスは無理でしょう。
>オッス!オラ、全斗煥!さん
4~5階建て、20m超くらいのオフィスならギリギリいけるかもしれませんよ。そのサイズだと介護サービスの事務所やら美容院等々、いろいろニーズもありそうです。
ホテルは目の前にできる、ショッピングモールは、すぐ近くにフジグランがある。
となればもうマンションにするしか他ないのでしょうね。
宝町、幼稚園まで住んでましたが、中区でも閑静な住宅地といった印象でした。生後4ヶ月くらいの時に、JT(旧専売公社時代)のビルの植え込みの所で、遊びにきた母方の祖母に抱いてもらってる写真と動画(8ミリフィルム)がありますよ。今は関西に住んでますが、3年程帰省してないので、次回帰省したら浦島太郎状態になるかもしれませんねえ(笑)宝町の発展に期待してます。
本題から逸れますが、こういう高層建築の完成予想図って、遠近法を無視した画法が採られますが、どうしてなのでしょうか?頭でっかちに見えて現実味がなく格好悪く見えるのですが。
昔から建築パース業界や建築写真業界の慣習として垂直な物は垂直にすることがこの業界では美しいとされているからです
パースに関しては手描き時代は垂直に描く方が描きやすかったと言う側面もあります
写真の場合はあおり補正します
これらの目的はクライアントに絵的に分かりやすく誤解を招かないようにする意味もあります
この辺りの考え方が風景画や風景写真との感覚の相違になっているかと思います
bobさん、ありがとうございます。
そうだったんですね。私もずーっと違和感ありまくりでした。
しかしその業界の美しさの基準ってどうなんでしょうかね?一般の私からしたら違和感しかありませんし、あれを美しいと思うのは業界の方だけに通用する慣習でしかないような・・・・。
山中さんの言う通り私も普通に遠近法を用いたものに変えていってほしいと思いますけどね。
クラブオリエントはなぜ今も完成していないのでしょうか?何か問題でもあるんですかね。
市内にマンションを乱立させるのに懐疑的な方がいらっしゃいますが、広島市の場合はこの方が有効だと思いますよ。
他都市なら郊外の地下鉄沿線にマンションを建て、そこから都心への通勤客をダイレクトに輸送するという業ができますが、残念ながら広島にはアストラムライン沿線を除きそのような業が出来る地域がありません。
ならば都心近隣に高層住宅を固め、市民の多くが鉄軌道を使わなくてもいい生活を送れるようにするのが最善策だと思います。
幸いにも都心回帰が進んでいますし、いつまで経っても改善しない鉄軌道交通に見切りをつける事ができます。
誠に正論だと思います。軌道系の大量輸送の公共交通インフラが未整備の広島においては職住近接が理想ですね。ことに近年は豪雨災害が頻発するようになり、山際にできた団地などからデルタ回帰も進んでいるようですので、今後も都心に高層マンションの需要は続くのではないでしょうか。