広島電鉄が進めている「広電宮島口駅」の移設工事について、
2022年7月にも開業させる予定であることが元旦の中国新聞により明らかになりました。
一昨年の決算資料の時点で、2022年度末の供用開始を見込んでいたので、大幅に早められたことになります。
世界遺産の島「宮島」の玄関口となる対岸の宮島口地区では、広島県・廿日市市・広島電鉄が共同で「厳島港宮島口地区港湾整備事業」を進めています。
港湾を新たに埋め立て、2020年2月に新しいフェリーターミナルと商業施設「etto(エット)」がオープンしました。
広電宮島口駅の移設はこの事業の一環として行われているもので、
新フェリーターミナル近くに広電の駅舎を移設することで、観光客の利便性を向上させるとともに、宮島街道から駐車場にアクセスする踏切を解消します。
2021年11月の工事の状況。
【中国新聞】:宮島口変貌、脱「旅の通過点」 広電新駅7月開業
”2年前に完成したフェリー旅客ターミナルそばに、広島電鉄宮島線の新しい宮島口駅が7月に開業する予定。約300台収容の立体駐車場の建設も進む。”
(上記中国新聞HPより抜粋)
今年7月の開業が決まりました!
予定よりかなり早いので、段階的に供用開始させていくのかもしれません。
現地の状況を見ると、確かに駅舎の上屋や軌道も姿を現しており、完成時の姿を想像できるまでになっていました。
(2021年11月撮影)
広島電鉄は駅舎と合わせて、周辺の駐車場不足を解消するため、自走式の立体駐車場も建設しています。
(2021年11月撮影)
300台収容。
記事に特別記載もないので、こちらも同時に開業となると思われます。
”廃線”となる現広電宮島口駅の跡地も、今後どう活用されるか注目ですね。
新しい広電宮島口駅は、2022年7月の開業予定です。