広島市に隣接する安芸郡海田町では、老朽化した現在の庁舎に代わる新しい庁舎の整備を進めています。
新庁舎は海田市駅に近い現在の庁舎から南におよそ700m。広島県の元海田庁舎の跡地に計画され、2021年2月に着工しました。
地上4階建ての免震構造で、大規模な津波対策として主要な庁舎機能を2階以上に配置するなど
BCP対策も深く考慮された庁舎となります。
2023年7月の竣工予定、2023年9月の開庁予定です。
海田町新庁舎の概要
【海田町】:新庁舎建設事業
完成イメージ(上記海田町資料より)
名称 | 海田町役場(新庁舎) |
高さ ◆ | 21.42m(最高高さ) |
階数 ◆ | 地上4階 |
用途 ◆ | 庁舎・駐車場 |
構造 ◆ | 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 柱頭免震構造 |
敷地面積 ◆ | 3,687.80平方メートル |
建築面積 ◆ | 1,998.45平方メートル |
延床面積 ◆ | 5,295.86平方メートル |
着工 ◆ | 2021年2月 |
竣工予定 ◆ | 2023年7月 |
開庁予定 ◆ | 2023年9月 |
設計 ◆ | 現代計画・野沢建築工房設計共同体 |
施工 ◆ | 清水建設・鴻治組建設工事共同企業体 |
事業費 | 約39億円 |
★:現地看板、◆:公式資料
(最新の情報を採用)
1階は一部がピロティとなっており駐車場として利用するほか、会議室などで構成されており、
各種窓口や執務室は2階以上に設けられた構造となっています。
免震装置は1階の柱の頭の部分に設けた「柱頭免震方式」が採用されるようです。
海にかなり近づきますから、津波の浸水対策が強く意識されています。
4階は議場です。
建設地の確認。
なお、現在の庁舎は、
広島市東部地区連続立体交差事業の用地となっているため、移転後すぐに解体されるものと思われます。
東広島バイパスの延伸工事の目の前で進む工事
現地の状況です。
上記のイメージパースと同じ南西から。
広島県の旧海田庁舎の解体時の状況を一度ご紹介したような気がするのですが、
あれから時間は経ち、新庁舎の地上部分が姿を現してきました。
建設地はこのとおり、東広島バイパスの延伸工事により改良が行われている海田西ICの現場の目の前にあたります。
延伸はこのブログでも定期的に取り上げております。
海田町新庁舎は、2023年7月の竣工予定、2023年9月の開庁予定です。