国土交通省中国地方整備局は、広島市と東広島市を結ぶ国道2号「東広島・安芸バイパス」の整備を続けています。
「東広島・安芸バイパス」は現在、瀬野西IC~海田東IC間のみ供用している状態で、前後の区間で整備工事が続けられています。
海田東ICから広島市側では、海田東ICから先へ高架橋を約1.4km延伸し、新広島バイパスに直結させる「海田高架橋」を整備します。
2022年度に八本松IC~瀬野西IC間と合わせての開通を目指しており、完成すれば東広島バイパスと広島都心部に乗り入れる新広島バイパスが一本の自動車専用道路で繋がる予定です。
さらに、海田西ICを直進し海田大橋に直結させる広島南道路の一部「明神高架橋」の整備も始まっており、
広島市東部の道路ネットワークの整備が加速しています。
前回の状況です。
事業の概要
【中国地方整備局】:中国地方整備局管内の道路事業の開通見通しについて(PDF)
橋桁すべて繋がり仮設橋脚も撤去
東広島バイパスの起点「海田西IC」が接続する日の出町交差点から。
交差点から東側、東広島方面を見ています。
前回4月の更新時には右側のランプウェイの橋桁架設工事が行われていましたが、全て繋がりました。
その時点では架設の橋脚が桁を支えていましたが、現在では本設のコンクリート橋脚が仕事をしています。
これでランプウェイまで含めて、海田地区の高架橋はすべて繋がりましたね。
振り返って海田西ICの状況。
こちらも架設の橋台などがすべて撤去されています。高架橋の下部が立ち並ぶ光景が壮観!
ここで地上から海田西ICが合流しながら、供用済みの新広島バイパス(右前方)に繋がります。
さらに、海田大橋に繋がる広島南道路も建設中(直進)で、完成すれば3方向から交わるジャンクションになる予定です。
非常に立体的なジャンクション部分。
東広島方面⇒都心に向かう新広島バイパスに向かうランプウェイの上を越える本線高架橋に据え付けるため、
このあたりの高架橋は一般的なものよりも桁高が高くなっています。
ランプウェイ合流部の状況 南道路の進捗も
さらに進み、ランプウェイが新広島バイパスに合流する部分です。
複雑な三次元の曲線が美しいです。
足場もほとんどが外されて、橋桁の完成時の姿が顕になっています。
反対側から見たところ。
右前方に「分岐」する形で新広島バイパスに繋がります。
一方「直進」する本線となる広島南道路は、ランプウェイの先で新たな橋脚が姿を現していました。
こちらはまた別記事でご紹介します。
広島・安芸バイパスの「八本松IC~瀬野西IC」間および「海田東IC~海田西IC」間は、
2022年度の開通予定です。
(明神高架橋「海田西IC~海田大橋」間の開通時期は未公表。)
※IC名称はいずれも仮称です。