広島県庁舎敷地有効活用事業 2025.01(Vol.3)

広島県は、中区基町の県庁敷地内を民間企業に貸し付け、「新たな魅力拠点」とすることを目指す、「広島県庁舎敷地有効活用事業」を進めています。

プロポーザルの結果、事業者は近隣の基町クレドやひろしまスタジアムパークで実績のあるNTT都市開発を代表とする企業グループに決定し、2024年4月から工事を始めました。

既存の「県庁の森」と繋がる芝生広場と2棟の木造商業施設を新設しテイクアウトのフードやドリンクを提供するほか、
東側には平面駐車場も新設します。

2025年春の開業予定です。

 

前回の状況です。

広島県は、中区基町の県庁敷地内を民間企業に貸し付け、「新たな魅力拠点」とすることを目指す、「広島県庁舎敷地有効活用事業」を進めています。 プロポーザルの結果、事業者は近隣の基

 

 

計画の概要

【NTT都市開発】:広島県庁敷地で新たに商業施設および芝生広場の工事に着手

【広島県】:広島県庁舎敷地有効活用事業について

完成イメージ
(広島県『広島県庁舎敷地有効活用事業について』(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/13/kenchousya-rikatsuyou.html)より)

 

建物はほぼ完成!外構工事が進行

NTTクレド基町のパセーラから。

 

新築した木造商業施設の外観はほとんど完成しました。
芝生広場になる区画の整備も進み下地が整えられており、現在のメインは外構工事に移っているようです。

 

国道54号鯉城通りから。

 

 

芝生広場の中を通る道はタイル敷きとなっています。

 

鯉城通り上の「紙屋町」バス停との位置関係。

 

 

バス待ち客やバスを降りた人も利用できるよう滞留スペースが隣接します。
季節が良い日は植栽の囲いに腰掛けてコーヒーを飲みながらバスを待つこともできそうです。

 

 

回遊性向上の鍵『もとはこみち(仮称)』

商業施設の南側、「県庁の森」に入りました。

 

 

前回までは中高木が植わり「県庁の森」とは明確な境目がありましたが、
それらがなくなり商業施設や表側の芝生広場予定地とシームレスに繋がるようになりました。

撤去した木はバス停側や芝生広場側に移設されているのかもしれません。

 

県庁の森の木々が落とす影が美しいです。

 

県庁の森の中の遊歩道。

 

以前までは無骨なアスファルトでしたが、こちらもタイル敷きになっています。

 

 

税務庁舎の解体工事が始まる

先程の県庁の森から南館を経て東へ。
敷地の最も南東の角にある県庁旧税務庁舎の解体工事が始まりました。

 

 

税務庁舎は解体後は160台収容の平面駐車場になる予定です。
都心への平面駐車場はもったいない気もしますが、この事業自体が定期借地権設定契約で進められているものであり、
中長期的な将来の庁舎の再配置、建て替えを検討する際の支障となる可能性もあるので、
平面駐車場でゆとりを持たせておくことも必要かと思います。

 

広島県庁舎敷地有効活用事業は、2025年春の開業予定です。
あと4ヶ月足らずです。

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