可部線廃止区間が電化開業!現地の様子<可部駅編>

ご無沙汰しております。。なんとか生き延びております…。
今週もたくさんのコメントありがとうございます。対応いたします。

大変長らくお待たせしました。3月4日、JRのダイヤ改正が行われ、
広島地区では可部線「可部駅」からかつて廃止された区間の約1.6kmが電化延伸開業。
また山陽線「西条」~「八本松」間に新駅「寺家(じけ)駅」が開業しました。

各地を取材してきましたので、順に更新します。

今回は延伸により終着駅でなくなり、改良も加えられた可部駅の状況を紹介します。

2015年の冬に取材したときの状況はこちらです。

広島市とJR西日本は2017年春の開業を目指し、廃止された可部線の一部、約1.6kmの電化延伸事業を進めています。 今年の初めに安佐南区の土砂災害被災地を歩いた同じ日、その延

可部駅ロータリーから。

 

横川駅のようにレトロ調にデザインされています。
バスの時刻・乗り場案内のモニターが設置されていました。
安佐南・安佐北区は基本的にはバスの町です。朝夕は特にここでバスとJRを乗り継ぐ利用者は今後も多そうです。

 

駅構内へ!

エントランスにはこのような新しい駅名標が設置されました。
延伸区間が路線図のようにデザインされているのがお分かりになりますでしょうか。
KABE STATIONの文字の横には、可部街道の歴史ある街並みをモチーフにしたイラストが描かれています。
次回紹介する新駅「河戸帆待川駅」、「あき亀山駅」でも同様のデザインの駅名標が設置されていますので、是非覚えておいてください。

 

上の写真から構内に足を踏み入れた右手が改札口です。

 

 

延伸にあたり、可部駅ではこの画像の通り、
下り・あき亀山方面のホームが新設されました。
ホーム別で改札口が設置されており、近年新設された天神川や新白島同様、改札内での上下線の行き来はできない構造です。

改札上部にはLEDの発車標も設置されました。
末端まであと2駅なのに必要かと思いましたが、将来的に終点のあき亀山駅の前には「安佐市民病院」が新築移転されることが決まりましたので、その時のニーズに備えてということでしょう。

 

改札内に入ります。

 

 

「可部行き」の列車はすべてこの「あき亀山行き」に。
上屋は2両分設けられています。

 

再び改札を出て、新設された東西自由通路から東口に向かいます。(実際はこの227系に乗ってきたわけですが)

自由通路から見る可部駅ホーム。(奥が広島方面)
以前は左手前に見える現1番のりばを、頭端式ホームとして使用していました。
延伸に合わせ右に見える「あき亀山」方面の現2番のりばを新設、可部駅は対面式の2面2線ホームになりました。

 

渡り終えました。東口の様子です。

 

 

 

何度もニュースで取り上げられていたように、今回の延伸開業に対して地元は歓迎ムード一色でした。

可部駅はこれで可部線の終着駅ではなくなりましたが、
冒頭でも触れたように一定の規模を持ったバスターミナルを擁していることから、
これからも可部地区の交通結節点として重宝され続けるでしょう。

次回は延伸区間の様子と、今後の展望について取り上げます。

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