広島東洋カープの本拠地「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(マツダスタジアム)」では、
2018-2019のオフの期間を利用して、メインスコアボードを全面ビジョンにする改修工事が行われました。
新しいスコアボードは、幅37m×高さ7mと大型で横長なビジョンで、
開業時に設置されたパナソニック製から、三菱電機製にのものにスイッチされます。
プロ野球球団の本拠地で、得点欄やスターティングメンバーが全面ビジョンになっていないのは、2018年末時点で、カープだけになっていましたが、これでようやく追いつきました。
先週末、今年始めての球場観戦をしてきました。
こんなにチケットが取れない球団になるとは、嬉しいのやらなんなのやら…^^;
既に見られた方も大勢いらっしゃると思いますが、お付き合いください。
出だしに躓いたカープでしたが、5月から絶好調で怒涛の勢いで首位に浮上しましたね。
席はこの辺!年間指定すぐ近くのA指定で、とてもいい席です。
他の球場に比べ防球ネットが可能な限り少なく、全体がダイヤモンドに向いていたり、
スタンドの傾斜がゆるくグラウンドの臨場感をより味わえるなど、
国内では最高の「野球を見るための」スタジアムだと思います。
さて、こちらが全面ビジョン化されたスコアボードです。
こちらは以前のもの。
見比べていただくと分かる通り、これは表現力が全く違います。
スコアボードの躯体は以前のままですが、全面化されたビジョンの上に時計と広告のスペースが少し付け足されています。
得点部分と、オーダー部分。
点差は気にしないことにしましょう。
先程の画像でも分かる通り、類に出たランナーは、枠がブルーで表示されたり、
テレビ中継のようなダイヤモンドの表示もされているなど、分かりやすさが格段にアップしました。
それだけでなく、投手の球数や打者の打率といった情報が常時表示されるなど、待ち望んだアップデートも行われています。良いことです!
ただ、全体的な表示のデザインは良く言えばシンプルですが、
四角い枠ばかりで誰でも作れそうなデザインとも言えます。
派手にすればいいというものではありませんが、全面ビジョンの活かし方はもっとあるような気がします。
面白かったのがこちら。
試合途中のグラウンド整備中、東京と生中継を行い、
ゲストと観客がやり取りを行うコンテンツが今年から誕生していました。
元オーナーがおっしゃっていたのはこのことだったのですね。
こうした中継でも画面が大きく横長だと、とても見やすく何ら違和感無く表示することができています。
少し近くで見てみました。
この5点取ったのは盛り上がりました。
よく見ると、ビジョンに少し厚みがあるように見えます。
視野角はとても広いです。
工事中のレポートをしておきながら、ずっとそのままになっていましたが、
ようやく実物を見ることができました。
全面ビジョンなのでソフトでどうとでも表示できるので、これからブラッシュアップを続けていってほしいですね。
スタジアム内で撮影した画像をいくつか。
この球場最高か。
ほぼ360度どこからでもプレーが見れます。
今シーズンから新設された新座席「バスタベリア」
なぜバスタブなのか…?(笑)
こちらは2018年に新登場した「オブジェデッキ」
【広島東洋カープ公式サイト】:オブジェデッキ
バックスクリーン裏に増設されたエリアには、子供向けのふわふわ遊具が。
こちらも、先程の「オブジェデッキ」も、
いわばホームベースがほとんど見えないデッドスペースではありますが、
こうした特別な席や遊具にすることで活用できますし、小さい子も飽きないですよね。