広島市はカープの本拠地「マツダスタジアム」とJR広島駅との間の歩行環境を改善するため、
2009年の開業当時から歩行者デッキ(ペデストリアンデッキ)の検討が行われてきました。
当初はJRの敷地を一部使用して完全にスタジアムまで繋ぐ構想でしたが、並行する市道(通称カープロード)に多くの店舗が開業している背景を踏まえ、再検討されています。
2016年10月時点で報じられていた情報は以下の通りです。
- 赤:Cブロック再開発施設内デッキ(2016年内完成)
- 青:Cブロック~愛宕踏切渡線橋間連絡橋(2017年度着工→遅れ→2019年4月完成)
- 黄:愛宕踏切渡線橋(既設)
- 緑:愛宕踏切並行部高架橋(2018年度着工→遅れ見込み)
- 灰:愛宕踏切東側~スタジアム(未定・縮小検討)
工程は遅れていますが、現在は青で示すCブロック「エキシティ広島」から愛宕踏切渡線橋までの区間の整備が続けられています。
前回の状況です。
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広島駅南口広場近く、フタバ図書の前から進んでいきます。
前回2月の更新のときに、ちょうど橋桁の架設が始まっているような状態でしたが、
4月25日に愛宕跨線橋までの歩道橋が供用開始となりました。
既存の「エキシティ広島」との接続部分。
踏切付近の雰囲気が大きく変わりましたね。
エキシティ側のデッキと全く統一感のないデザインなのは少し残念ですが、実施主体が違うので仕方ありません。今回の延伸部は広島市施工です。
南側から。
左の広島駅方面から、画像右奥の踏切方面へ。踏切に並行する「愛宕跨線橋」につながるまでが今回の範囲です。
踏切側から、跨線橋との接続部分を見ます。
どちらかといえば、デザインはこの跨線橋と調和をとった形ですね。
「最初からこうだった」と言われても信じてしまうかもしれません。
接続部分は、今後踏切の車道を超えマツダスタジアムの方向へ延伸するため、欄干はなく鉄骨がむき出し担っています。
さて、登ってみましょう。
至ってシンプルです。スタジアムへ向かう「カープロード」にあるため、手すりが赤になっています。
幅は5m程度とそこまで広くありません。
前回の記事のコメントでいただきましたが、これは球場観戦客をさばくというよりは、
跨線橋とエキシティをつなげることで、東区方面と広島駅南口の回遊性を向上させ、歩車分離とすることで安全性確保も図る役割の方が大きそうですね。
もちろん球場での試合開催日においても、観戦客の一定数がデッキに分散するだけでも路上の混雑は少なからず緩和します。
ただし、現状ではエキシティのデッキレベルと広島駅ビルが接続されていないので、
本領を発揮するのは新しい駅ビルが完成する2025年春以降になります。
先程地上から見ていた、既存跨線橋との接続部です。
線路に沿って、球場方面へ延伸させる準備がされています。
完全に球場までは繋がらず、手前で一度地上に降りる縮小案が検討されています。
実際、このままの高さでは、この先の荒神陸橋と重なってしまいます。
広島駅方面。
街区側(向かって左)はプライバシーに配慮した乳白ガラスの高欄だったのに対し、線路側は金網になっています。
既存エレベーター付近です。
接続デッキ架設のため、エレベーターの横にあった階段が一時的に撤去されました。
これから復旧工事が行われ再び階段が使用できるようになりますが、その工事旗艦が令和2年(2020年)3月までの予定とのことで、まだ1年弱先のことになります。
デッキ工事自体もそうですが、ここは何故こんなに時間を要するんでしょう。。
階段が戻される位置。
ひとまず、跨線橋と接続されたことで、ひとまずの区切りは迎えました。
今後は、上で触れたように階段の復旧工事が行われます。
ぶつ切りになっているスタジアム方面の工事も、順当に行けば今年度中に何らかの動きがあると思われますが、
そちらも注目しておきたいです。
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愛宕踏切は普段使う跨線橋なので気になります。
北側は自転車がスロープを使って上がれる構造ですが、南側はエレベーターしか自転車が上下する事が出来ないと思います。
北側から跨線橋に上がり自転車に乗って上がれますがスロープが無いで南側で混乱するでしょう。
北側の跨線橋の自転車の侵入を防げばその心配はありませんが、愛宕踏切は開かずの踏切で有名です。
荒神陸橋は自転車の通行は先ず出来ないので、駅西の地下通路から東は自転車での安心した南北横断が近辺に無くなると思います。
南北の自転車分断の気配が心配です。
広島駅舎(20階)や東郵便局(20階)の再開発が完成すると、効果を発揮するでしょう。
マツダスタジアムまで延伸見直しは、商店に配慮したというより、
道路が狭いこと、荒神陸橋があることなどで、工事が難航するからだと思われます。
MICE計画が進んでる
https://www.kensetsunews.com/archives/328058
MICE計画が進み、広島も本格的に国際都市となり、
外国人観光客急増に加えて、多くのビジネス客も急増することでしょう。
西飛行場跡地で、
産業地区は、大和ハウス工業が5月に着工したばかりですが、
にぎわい地区も、MICE計画が6月に入り進みました。
特に、ここでは、国際展示場が期待されます。
広島駅にも、多くの外国人ビジネス客が来ることが予想され、
通学・通勤、カープ観戦者もおり、混雑を解消するためにも、
北口に続き、南口でも、広範囲にペデストリアンデッキ整備が求められます。
大規模な展示場をつくるなら、MICEの建設地は、JRが使えて
大量集客しやすい商工センターでしょう。
都市整備ができている東京や大阪の人も、同意するはずです。
バスや車でしか行けない場所での大規模施設は、都市計画として
間違いなのは、地元の方は、空港や大学で理解できると思います。
そもそも“MICE”って何を勘違いされているのか知らないですけれど、大型展示場を作ることではないですからね。MICE施設って言葉自体に違和感を覚えます。大型施設がなくとも、国際会議は可能ですし、広島には十分施設があるはずです。しかし、広島にはない誘致力が全くなく、政令指定都市の中でも国際会議の開催数は大小含めて非常に少ない方です(国際都市感は出してますが)。
マッキンゼーはバカ高い金をかけて戦略を提示してくれますが、国際会議や展示会を呼んではくれません。大型の会議の前に、小型の国際会議の経験すら少ない片田舎が、突然国際会議や展示会なんてできませんし、向こうからもやってこないです。
ただ会議場を作るのでは、出島沖の国際会議場の開発が観音に移っただけで、結局のところ無駄遣いと言われても過言ではないかと思われます。
マッキンゼーなんて雇うお金があるなら、外国人でもいいのでもっと国際会議や展示会を誘致し、指導できる人を雇ってほしいです。
国際会議を誘致する決め手は、地元自治体からの補助金や助成金らしいですね。
広島は、そのへんのサポートが弱かったというのもあるのでは思います。
オリンピックの誘致でも、国の資金的な後ろ盾がなかったシカゴが早々と脱落したように
かなり重要な部分ですね。
ただアジア大会以降、まともなハコがまったく建てられていないようで、既存施設も全体的に
現在の視点だとキャパが小さめなので、国際的な規格に見合う展示場はつくっていいと思う。
MICEは、必ず国際展示場を作ることではないことは分かっています。
出島沖の開発は、国際展示場です。
それが観音に移ったなら、観音に選択肢の1つである国際展示場が作られるのでは。
ただ、この場所よりJR新井口駅が望ましいとは思っております。
税金の無駄使いではないでしょうか。
では、一体何に税金を使えば良いのでしょうか?
対案を出してもらえますか。生産性のあるものでお願いします。
無印不良品さん
多分もうさんは無駄な税金を使うなって言いたいんじゃないですか?他に何に使うとかそういう問題ではなく、そもそも使うか使わないかの話をしてるんだと思います
MICE計画程度で広島へのビジネス客が急増することはないだろう。現状維持レベル。
特に、国際展示場ができれば、開催日は急増すると言う意味です。
広島の場合、少数の人しか恩恵を受けられない広島高速道路とかの整備は早いけど、大多数のひとが恩恵を受けられる東広島、安芸バイパス、西広島バイパス延伸などは、何だかんだと理由をつけて後回し。
カープの試合開催日は歩道が狭いため車道に人があふれています。おまけにローソンとかで買い物をする人が確認もしないで道路を横断するので、とても危険な状況です。
カープロードのデッキは周辺道路の混雑状況を考ると、駅シティー完成と同時に整備されなければいけない事業だったのではないかと思います。
市民の暮らしの利便性は二の次にして、いったい何処を向いた行政なのか、甚だ疑問に思います。
たった数十mのデッキ作るのになんで何年もかかるか謎
あとこの踏切は絶対なくしてアンダーパスにすべき
JRがカネ出さんなら県や市が主導して予算出して土地がないなら強制的にでも立ち退かせて道路拡張して地下を通るアンダーパスにすべき
全国の大都市や県庁所在地のある都市のJRの主要駅近くでこんな踏切あるの広島駅だけ
他都市の主要駅近くは高架で道路は下をくぐるか地下を通るアンダーパスになっとる
広島駅周辺はまだまだ開発すべき場所がたくさんある
100万都市の玄関としてはショボい汚い情けない
あと広島の街全体が昭和のままでオシャレさゼロ
だから西日本は大阪の次福岡で広島は素通りされる
広島は街の開発のスピードが遅すぎ
もっと福岡や仙台を見習うべき
このままやと隣の岡山にも負けると思う
アンダーパスにはしてほしいが、それほど車の交通量ないからね。
歩行者は我慢するしかないですね。
昔線路を立体にしなかったJR西日本のつけですかね。
ただそれで岡山に抜かれるは飛躍しすぎだと思います(笑)
広島は中枢的な立派な都市ですよ!
荒神陸橋ができたので、多くはそちらに回っており、交通量も少なくなり、
当面対策は必要ないと考えていたのではないだろうか。
広島は、再開発が相当遅れていることは確かで、遅れに批判は当然です。
だが、近年は再開発も進み、遅れを取り戻していると言える。
それを待ってみないと、広島に対する都市の評価はできない。
野球でも、表の攻撃が終わった段階では、どちらが強いか分かりません。
裏の攻撃が終わった段階ではじめて比較できる。
2019年広島の攻撃は、1番・広島駅ビル、2番・東郵便局が連続ヒットで、
3番・ヒルトン、4番・基町駐車場、5番・紙屋町再開発と、クリーンナップにつづく。
新大阪「呼んだ?」
個人的な意見ですが広島駅〜マツダスタジアムの間は高架でなく地上で道幅を広くして屋根付きで頑丈なガードレールのついた歩道を整備して欲しいです。
自転車ゾーンの色分けもしてくれたら最高です。
あのあたりあまり日陰や雨宿りできるところがないので屋根付き歩道を整備してくれたら特に今からの季節すごくありがたいです。
スタジアムまで繋がず中途半端に造るとどうせ途中でおりないといけないのならとわざわざデッキ利用する人なんて少ないでしょうね。
今後広島駅ビル建て替えでデッキで繋げるのか、詳しくはまだ分かりませんが駅からスムーズに人を動かせるよう駅前エリア一帯を結び往き来しやすいような構造をしっかりと考えてほしいですね
仰る通りで、ただでさえ高架橋は嫌われてしまいがちなのに、スタジアムに直結しないのであれば、自然と人が使わないしょう。なんで下の道路を整備しなかったのでしょうか、色々と不思議ではあります。
なぜ何年もかかるかって、それは単に予算が降りないからでしょう。
僕も近隣住民さんと同じ意見です。
愛宕陸橋との接続部分からスロープで地上に下ろして宇品線(?)の元線路の土地をJRから買い取ってそこと合わせて歩道にして欲しいと思います
本来であればマツダスタジアムが完成した時に整備しておくべきでした。
それを放置してしまったがために、沿線のよくわからない店が増えてしまい、
デッキを作ると商売の妨げになるという利権が発生してしまった。
放置したのはかなり問題だったのでは。
少数の沿線の店のために、マツダスタジアムの利便性が損なわれるのは、
はっきり言っておかしいと思います。
理想としては、新井口駅~アルパークのような、歩く歩道付きのデッキがいいかと思います。
もう一点気になるのは、今回の事業費は3憶9千万円かかっています。
たったEKICITY~踏切手前までの区間でこれだけかかっています。
踏切すらこえていないし、階段も次回の事業に回しているのにも関わらずです。
さらに、階段を作るために1年近くかかるそうです。
この事業、果たして誰のためのものなんでしょうか?健全な事業なんでしょうか。
税金は適切に使われているんでしょうか。
いろいろと謎が多いです。闇ですね。
5年後駅周辺は広電比治山線含め大きく変わりますからマツダスタジアムへのアクセス道路周辺の再開発も間違いなく始まるでしょ。行政は優先順位がありますから。
何年かあとにはタイルの割れ目からぺんぺん草が生えていそうですね。
新駅ビル開業で、動線は2階になるのだから、高架でマツスタに繋げなければ、意味が無い!
新広島駅ビルの建設で、フタバ図書付近に新南口の改札口を新設し、現ホームの東端(ズムスタ側)と地下通路で接続する案。
そうすることで、野球観戦者や現在の南口を利用している観光客、通勤通学利用者と分散化され、利便性がupするかなと思います。
もちろん広島駅の2階からエキシティに繋がりますよ。今後は広島駅も2階メインになりますからね。蔦屋家電のスターバックスも今以上に賑わうでしょうね。
試合開催日に愛宕踏切前での車と歩行者の交通渋滞は緩和されるでしょうね。それが一番の狙いですから。交通誘導の人件費も軽減できると思います。